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せっかく初めてのブラジルだったのに。何も記憶がないのは残念だけれど。とにかく仕事に集中して、彼とは距離を取ろうと思った。

それからは周りの目が気になってしかたなくて。メンバーがいるところでは、彼との接触は避けた。それでも彼のメイクはしないといけないのだけれど、幸いなことにオンニの腕はどんどん良くなったので、わたしがヘルプに入るだけでよくなった。

だから本来の担当であるジンさんとユンギさんを優先して、オンニが彼のメイクをしている時にヘルプに入るだけ。こうやって、元に戻っていけばいい。わたしは彼の担当ではないのだから。オンニが彼のメイクをすれば、わたしと彼の関わりはぐっと減る。それでいいんだ。


「Aオンニ、寝れてないんですか?」

「あー……うん、ちょっと寝付きが悪くて」


大丈夫だ、これでいいんだって思ってもやっぱり怖くて不安で。考えたくないのに、寝る前の静かな時にぐるぐると良くない考えが頭を巡って寝れない日々が続いていた。それが顔に出ているのだろう。すぐにジアちゃんに指摘された。


「日に日にメイクが厚くなってますよ」

「触れないでくれると有り難いかな」

「何かあったなら言って下さいね!わたしじゃ頼りないかもしれないですけど」

「ありがとう」


打ち明けることができたらどれだけいいか。こんなこと言えるわけない。


「はい」

「オンニ……?」

「栄養ドリンク。美容成分を入っているから、お肌も労わってあげなさい」


ジアちゃんが気付いているということはもちろんソニオンニも気付いているわけで。何も聞いて来なかったけれど、こうやって気にかけてくれた。それが有り難くて、でもこんな状態になっていることが申し訳なかった。

オンニやジアちゃんだけじゃなかった。よっぽど酷い顔をしているのか、最近はメンバーも声を掛けてくれるようになってしまった。距離を取りたいのに、心配されてしまうなんてどうしようもない。


「おー俺より酷い顔してんな。お前がマッサージする方がいいんじゃねぇの?」

「わたしは人前に出ないので大丈夫です」


またユンギさんが寝て顔が浮腫んでいるので、マッサージをしていたらそんなことを言われてしまった。あまりにもみんなに言われるので、今ではマスクをしている。それでも突っ込まれるのだけれど。


「まあ……プライベートのことは何も言わんけど、仕事のことなら言えよ。俺じゃなくてもヌナでも」

「ありがとう、ございます……」


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(プロフ) - Agust dさん» あわわ!むしろお勉強のお邪魔をしていませんか?気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます! (2019年12月3日 1時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんッッ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました! (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます!嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月10日 9時

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