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素っ気ない態度だし、食べ物を買ってくれた理由も納得いかないけれど。でもほんの少しでもわたしのことを気にしてくれた、心配してくれた、それだけで嬉しくて。
「ありがとう……」
「別に」
小さい声でお礼を言って、ぎゅっと貰った袋を握りしめる。全く同じことをしていても、温かさや優しさはジンさんのがあるのに。それでも彼から貰う方が嬉しいなんて思うなんて、本当にどうかしてる。
「今日は行かないから、ちゃんと身体休めろよ」
「うん……おやすみなさい」
7階について、ドアを開けてくれている彼に声を掛けてエレベーターから降りる。彼のせいでこんなに身体が怠いというのに、別れてしまうことに寂しさを感じている自分がいる。
だめだ、すっかり彼に染まっている。こんなつもりなかったのに。もっと彼から離れないと。わたしから彼に近付いたら駄目なのに。気持ちがどんどん膨らんで、彼が隣にいることが当たり前になっている。
首を横に振って、彼のことを考えるのを止める。みんなが言うように今日は早く寝よう。彼の優しさに浮かれていてはだめ。
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「あ、お前の家に俺の眼鏡なかった？」
「え……？」
彼の肌に滑らそうとしたブラシを落としそうになるのを、慌てて力を入れて防ぐ。コンサート前、慌ただしい控室でいつも通り息を押し殺して彼のメイクを施していたら、突然そんなことを言われた。
「だから俺の眼鏡。ソウル発つ前にお前の家に行ったから、多分その時に忘れたと思うんだけど」
「ちょっと……」
大して声のトーンを落とさずにわたしの家に行ったことを口にするものだから、慌ててしまう。ちらりと周りを見渡せば、ちょうど近くには誰もいなかった。
「ちゃんと周り見てるから。本当に慌て過ぎ。で、どうなの？」
「眼鏡なんてあったかな……」
「んーじゃあお前の家じゃないかのかな」
そもそも彼は眼鏡なんてしてたっけ？2、3日しか経っていないのに、もう記憶が曖昧だ。
「手、止まってるけど」
「あ、うん……」
「戻ったら探しておいて。まあ多分寝室だと思うけど」
「お願いだから、そういうこと堂々と言わないで」
「なんで？」
わたしは必死に声を潜めているというのに。確かに近くには誰も居ないけれど、控室にはメンバーも他のスタッフもいるのに。聞こえているかもしれない。そう思うのに、彼は楽しそうにわたしの顔を覗き込んでくるから困る。
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
