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ぱちりと効果音が鳴りそうなほど突然目が覚めた。辺りは暗く、自分がベッドの中にいることが分かった。
本当に夢だった？
いや、そんな訳ない。いつものように身体は怠くなく、目覚めがいいからすぐに状況が把握できた。
すごく、穏やかな時間だった。あの後も彼は打ち上げでちゃんとご飯食べたんだよね？と思うくらいぱくぱくと料理を食べ進めて、わたしにもちょくちょく食べさせるということをしていた。
わたしはお腹が鳴るほど空いていた筈なのに、いつも私に向けるものとは違う柔らかい笑顔にどきどきしたり、食べさせれて緊張したりしていたら、苦しくなってしまって、あまり食べれなかった。
その後もお互いシャワーを浴びたり、ベッドで2人横になってごろごろしたり。そのまま終わるかなと思ったけれど、それはなくて最後は抱かれてしまったけれど。このツアー中のような性急さやいつもの乱暴さはなくて。彼も疲れていたのか、満足すればすぐに解放されてさっさと寝てしまった。わたしのベッドで。
彼の部屋とは違うから狭いシングルベッド。だからか、今までは彼の部屋でわたしが寝ることはあっても、彼がわたしの部屋で寝ることはなかったのに。今回は違って、今少しでも動いたら彼の素肌と触れ合ってしまう、そんな状況にまたどきどきしてしまう。
暫く固まったまま、心臓が鳴る大きな音を聞いていたけれど、耐えきれないと思って、ベッドから静かに降り立ちバスルームに逃げた。
**
シャワーを浴び終えて、またそっと部屋に戻れば、まだ彼は寝ていた。ゆっくりと昨日のままになっている食器を片付けて運ばれたカートに置いていく。
ふと、カーテンの隙間から光が漏れてることに気付いた。部屋の暗さにばかり頭がいっていて、まだ夜も明けていないのかと思っていた。
慌てて窓に近付き、カーテンを開ける。
「うそ……」
夜明けなんて当に過ぎて、すっかり太陽は高い位置にあった。今何時、と視線を彷徨わせていれば、ベッドの方から唸る声が聞こえてきた。
「ん〜〜……なに、まぶし……」
カーテンを全開にしたから日がいっぱい入り込み、彼も照らしていた。もぞもぞと動いて窓の方に背を向け、布団に包まる彼を視界の端で捉えながらも、わたしは時計を探していた。
「あ……10時過ぎ……」
もうそんな時間。そっか、そもそも彼が部屋に来た時間が遅かった。寝たのだって何時か覚えてないけれど、相当だった筈だ。
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
