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「お前のこと見てるといじめたくなるんだよね」
「……も、むりだから、」
「これ以上は俺も無理だからしないって」
すっきりしたのかどうか分からないけど、珍しく行為後も話しかけてきて楽しそうにしている。そんな彼に寄り掛かることしかできないわたしだけれど、だんだんと落ち着いてくると、この体勢が恥ずかしくてしかたなかった。
お互い裸で、彼の逞しい腕に抱きかかえられていて、上を向けば彼の整った顔があって向けないし、だからと言って前を向けば、これまた逞しい胸板が目前に広がる。でも俯けば、自身の裸が目に入りいたたまれない。
「なにきょろきょろしてんの」
「あ、の……もう、だいじょうぶだから、その……」
「なんで？1人で座ることもできないんでしょ。このぐちゃぐちゃになったベッドで、どろどろの身体で寝るの？」
「そ、れは……」
「ほら、捕まって」
「え……？」
「行くよ」
意味が分からず、ぽかんと彼の顔を見上げれば。にやりと笑われて、浮遊感が身体を襲った。
「きゃっ……」
彼に抱き上げられたと理解した時は、もう歩き始めようとしていて。慌てて縋りつく。
「ほんと、いじりがいがあるね」
「な、なにを……」
「シャワー浴びるんでしょ」
軽々とわたしを持ち上げてすたすたと歩いて行く彼に、わたしはしがみつくことしかできなくて、情けなさで泣きそうになる。そのままゆっくりと湯船に降ろされて、彼は蛇口をひねった。シャワーヘッドを持った彼は、自分も湯船に入り込んできて、わたしに湯をかけ始めた。
「あ、あの……じぶんで、」
「動けないのに？」
「だい、じょうぶだから……」
「俺もシャワー浴びたいんだけど」
「じゃ、じゃあ……さきに、」
「もう2人とも濡れてんだからいいでしょ」
何を言っても彼の言葉に負けてしまって、もう大人しくお湯を被った。動けないのは事実だったし、1人でまたベッドまで戻るのは不可能だった。
「ねぇ……」
「は、い……っ？！」
泣きそうな顔をしながらお湯をかけられている時に、彼に呼ばれて顔をあげれば、勢いよくシャワーが顔に掛かって変な声が出た。
「ふはっ……凄い声。顔もやばかったけど」
子どもみたいに楽しそうに笑うから、思わず目を見開いてしまう。そんな顔をわたしに向けるなんて初めてだった。メンバーやファンたちには見せる可愛らしい笑顔。でもわたしにはいつも鋭い視線を向けて、妖艶な雰囲気を漂わせていたから驚いてしまう。
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
