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ふと目を覚ませば、部屋の灯りが眩しくて目を細めた。身体が重くて怠い。回らない頭で、目だけ動かして辺りを見る。
ああそうか。また彼が家に来て、わたしは散々抱かれたんだ。今日の彼は執拗で容赦なかった。そして今まで通り乱暴で自分勝手だった。
気を失うように眠りについたわたしを置いて、彼はシャワーでも浴びているのだろうか。それとも時間帯が早かったから帰ったのか。どちらにしろ、ツアー中とは違うわけだから、わたしは自分の部屋なのに追い出されて、リビングのソファで寝ることになる。重くて腰が痛むので動きたくないが、彼が戻ってくる前に移動した方がいいだろう。
よろよろと身体を起こして、痛む腰を摩りながらベッドの端に腰かける。どうやら身体を拭いて、パーカーを着せてくれたようだった。そんな彼の些細な優しさですら嬉しくなって、期待してしまう。このまま今日も彼と一緒に居られるのではないかと。リビングのソファになんか追いやられないのではないかって。
「いっ……」
ぐっと脚に力を入れて立ち上がろうとしたが、腰の痛みで再びベッドに後戻り。もう記憶があやふやだが、今日は本当に容赦なかった。もう無理だと何度も訴えたのに、気にすることなく続けられて、最後の方はよく覚えていない。
でも彼が「ああ……きもちっ……」なんて呟いたり、欲した顔でわたしを見てくるから。堪らなくて彼に全てを捧げてしまう。
重たい息を吐き出して、自分の駄目さ加減に呆れる。ああ早く移動しなければと思い、再び脚に力を入れてふらつきながらも立ち上がる。壁に手をついてよろよろと歩き始めれば、静かに寝室の扉が開いたのが分かった。
「なにしてるの」
「あ……」
「そんなふらふらの身体でどこいくつもり？シャワー浴びたいの？」
上半身裸でがしがしとタオルで頭を拭いていた彼は、わたしの情けない姿を見るなり怪訝そうな顔をした。何も言えないでいるわたしの傍に大股で近寄って来て、そのままぐっと腰を引かれた。
「わっ、……」
「落ちるなよ」
あっという間に上に持ち上げられて、俵を担ぐようにされて慌てる。でも身体の痛みに大した抵抗はできずに、彼にしがみつくことしかできなかった。
大人しくなったわたしの身体をさすりながら歩く彼は、そのままバスルームに行きわたしを床に降ろした。しっかりと力が入らないわたしは、彼にしがみついたままだったけれど。
「腕上げて」
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
