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「や、……あっ……!」

「コンサートするとさ、すっごく楽しいし気持ち昂ぶって。ステージの上にいると気持ちいいんだよ」


彼の大きな手がわたしの肌を滑り刺激を与え続ける。その一方で、珍しく彼は喋り続けた。わたしは急激に与えられた快楽と絶え間なく続く刺激に、もう既に熱で浮かされ頭は回らない。ただ彼が話す言葉を聞き入れることしかできなかった。


「やってる時と同じ。もしかしたらそれ以上かも。それくらい興奮してるから、終わっても冷めない。だからさ、コンサートの後は性欲やばいんだよね」

「んんっ……や、……」

「そういうわけで、余計なこと考えてないで黙って俺に抱かれてろよ」


壁に押し付けられたまま、ぐっと片膝の裏に手を差し込まれて持ち上げられて身動きが取れない。そうでなくても、相変わらず鋭い視線を向けられ、その熱を持った瞳に捉えられたらもう動けないというのに。

拒んでいた筈なのに、いつの間にかどろどろに溶かされていて。触られる場所全てが熱を持って火傷しそうだった。


「はぁ……ぁ、……」


漏れ出る溜息が自分のものとは思えないほど甘くて、でも恥ずかしさを感じる暇もなく快楽が襲い、身体が震える。

もう何も考えられなかった。

全てにおいて敏感になっていて。彼の手がわたしの肌を滑るだけで快感に震えて、その長い指が奥の奥へと入り込み疼く。耳元で伝わる彼の荒い息遣いですらもぞくぞくして、堪らない。どんどん気持ちが高まっていくのが分かる。それは彼も同じなのかいつもより性急にことを進めている。


「はっ、もう慣らさなくても十分なんじゃない?」


どろりとしたものが溢れて太腿を伝っていることは気付いていた。快感に身体を震わせながらも、未だに触れられない一番敏感なところを触って欲しいなんて思っていたのも事実。でもそんなこと言えるわけないし、強請る余裕すらなかった。

そんなところを少し乱暴に触れられ、そのまま擦り付けるように刺激を与えられれば、もう我慢できなかった。悲鳴のような声しか出なくて、彼が何を言っても分からない。ただただ続け様に襲い来る快楽に身を委ねるだけ。


「欲しい?」


欲している顔をしているのは彼の方だと言うのに。熱を孕んだ瞳で見下ろされ、焦らすように触れられれば、求められずにはいられなかった。


「っ……ほ、しい……っ」


言い終わる前に圧迫感に襲われ、声が出ない。でもすぐさまそれは甘く痺れる快感に変わった。


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(プロフ) - Agust dさん» いえいえ正常です笑 わたしも書きながらグクが来たら何させようとずっと考えていました。その結果が今回のお話です。いつもより濃厚にお届けしました!夜中しか更新できなくて申し訳ないですが、お目覚めのお供にどうぞお楽しみください。 (2019年11月8日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 夢主の部屋に早くグクが来てなにかが起きて欲しいと楽しみに心待してしまう私は、すこし変態でしょうか? 夜遅くに更新お疲れ様です 朝起きて通知見た瞬間パッチリ目が覚めました これからもファイティンです♪ (2019年11月6日 17時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - kokoboboさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!他のお話も読んで下さって嬉しいです。今までのグクのお話とは違いますが、わたしもダークな一面が好きなので喜んで貰えて良かったです。のんびり更新ですが、最後までお付き合い頂ければと思います! (2019年11月6日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
kokobobo(プロフ) - 素敵な作品読ませていただいてます!以前からお話は読ませていただいていたんですが、ついにグクの闇?版が出てもう本当に嬉しかったです!もうグクのこのちょっとダークな感じが...控えめに言っても最高で... これからも頑張ってください!ありがとうございました! (2019年10月31日 19時) (レス) id: 4b3068ef63 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あずささん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!まだまだお互い一方通行ですが…わたしも早く2人の甘いお話を書きたいですのでお待ち下さいませ。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月25日 15時

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