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何がそんなに気に入らなかったのか分からないけれど、彼がすごく怒っていることは事実で。確かにジンさんからの優しさに癒されたのは事実だけど、そこに邪な気持ちなんてない。その優しさがわたしだけに向けられたものなんて思っていないし、ただジンさんが優しくてスタッフにも気を遣える素敵な人なんだなって思っただけだった。

スムージーだって彼に渡すつもりで持ってきたわけではなかったのに。彼からしたらわたしが持ってきた袋にジンさんからのものが入ってて気分を悪くしたのかな。大好きなヒョンから貰ったものを、俺に渡すのかって思ってもしかたなかったのかもしれない。こんなことになるなら、遅れてもいいから部屋に戻って置いて来ればよかった。

悔やんでもしかたないけれど、まさかここまで彼が機嫌を損ねるとは思わなくて。しかもそんな風にわたしのことを思われるなんて。苦しくて悲しくて胸が張り裂けそうだった。どうして彼にここまで悪く思われてしまうのだろう。


「お前はさ、俺の言うことだけを聞いてればいいの。俺の目の前でヒョンの周りをうろつかないで」


そう言って持っていたスムージーをゴミ箱に投げ捨てた。それに反応して声を漏らしてしまったわたしに、更に彼は苛立ったように舌打ちをして上に跨ってきた。


「本当はさ、明日からツアーだし。アメリカにいるわけだから、いつもより自由が利かないからお前を呼び出すつもりはなかったんだよね」


乱暴にシャツを捲り上げて、下着の上から膨らみに触れてくる。


「でもお前がヒョンの周りをちょろちょろするから。もう一度、分からせてやろうと思って」


口調は荒々しく、行動だって乱暴なのに。わたしの肌に触れる瞬間の手付きは優しくて。ゆっくりと胸を揉まれて一気に身体が熱くなったのが分かった。


「お前は俺にそうやって翻弄されて快楽に溺れてればいいんだよ。余計なこと考えんな」


一度熱を持った身体は冷めることなんてなくて、蕩けそうで。そこにさらに優しく丁寧に触れられると甘く痺れて、本当に快感でいっぱいで彼のことしか考えられなくなる。


「ほら、どうして欲しい?」

「っ……あ、なたが、ほしい、です……」


もうどろどろに溶かされて、熱で浮かされたわたしは彼を求めることしかできなくて。縋りつくように手を伸ばせば、ふっと笑って彼は自身の欲をわたしの中心に押し込めた。


わたしの気持ちはいつも1つだと言うのに……


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(プロフ) - Agust dさん» いえいえ正常です笑 わたしも書きながらグクが来たら何させようとずっと考えていました。その結果が今回のお話です。いつもより濃厚にお届けしました!夜中しか更新できなくて申し訳ないですが、お目覚めのお供にどうぞお楽しみください。 (2019年11月8日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 夢主の部屋に早くグクが来てなにかが起きて欲しいと楽しみに心待してしまう私は、すこし変態でしょうか? 夜遅くに更新お疲れ様です 朝起きて通知見た瞬間パッチリ目が覚めました これからもファイティンです♪ (2019年11月6日 17時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - kokoboboさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!他のお話も読んで下さって嬉しいです。今までのグクのお話とは違いますが、わたしもダークな一面が好きなので喜んで貰えて良かったです。のんびり更新ですが、最後までお付き合い頂ければと思います! (2019年11月6日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
kokobobo(プロフ) - 素敵な作品読ませていただいてます!以前からお話は読ませていただいていたんですが、ついにグクの闇?版が出てもう本当に嬉しかったです!もうグクのこのちょっとダークな感じが...控えめに言っても最高で... これからも頑張ってください!ありがとうございました! (2019年10月31日 19時) (レス) id: 4b3068ef63 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あずささん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!まだまだお互い一方通行ですが…わたしも早く2人の甘いお話を書きたいですのでお待ち下さいませ。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月25日 15時

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