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「もう全員終わりましたよね?」

「は、はい……」

「じゃあ俺もこのままここに座っててもいいですか?」

「だい、じょうぶです……」


戸惑いながらも、そう答えたヌナに口角を上げて頷く。数秒お互い無言のまま視線が合ったままだったけれど、俺からそらして携帯をいじり始めた。それにヌナはほっとしたのか、そっと息を吐き出しているのが分かった。

その後は俺を意識しながらも、黙々とメイク道具を片付けていた。俺自身もヌナに意識を向けていたから、意味もなく携帯の画面をタップしたりしていた。





「Aちゃん、アイマスクありがとう」

「いえ……休めましたか?」

「うん、少しはね」

「よかったです」


ヌナがメイク道具を片付け終えて俺たちの傍から離れていったから、俺はまたゲームを始めていた。そしたらいつの間に戻ってきたのか、隣にいるジニヒョンと話を始めて。また意識が2人の方へ向かう。


「やっぱり少しアイメイク崩れてしまいましたね。直してもいいですか?」

「うん、お願い」


腰のポーチからブラシを取り出して、ジニヒョンの肌に触れているのを視界の端で捉えた。俺でも同じようにしただろうか。メイク直しなんてAヌナに殆どしてもらったことがない。メイク直しくらいなら、ソニヌナが片手でやってしまえるし、あんまり崩れなることもないからかもしれない。

そんなことを考えていたらだんだん面白くなくなってきて。どろどろと黒い感情が埋め尽くされていく。



「はい、これで大丈夫です」

「ありがとう」


2人にとっては何気ないやりとりなのだろう。でも俺には引っかかって。ジニヒョンは誰に対しても優しいし、対応も柔らかい。甘く笑いかけて、触れ合うこともある。

でもAヌナは誰に対してもふんわりと笑って対応するわけでない。俺の前ではずっと表情が硬いし、パーソナルスペースが近いテヒョニヒョンに対しても一歩引いているのが分かる。他のヒョンたちだって当たり障りない対応しかしてない。敢えて言うなら、担当のジニヒョンとユンギヒョンに対しては少し違うかもしれない。

それでもそんな差はない。なかったと思うのに。さっきの2人はそうは見えなくて。苛立ちが募った。

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(プロフ) - Agust dさん» いえいえ正常です笑 わたしも書きながらグクが来たら何させようとずっと考えていました。その結果が今回のお話です。いつもより濃厚にお届けしました!夜中しか更新できなくて申し訳ないですが、お目覚めのお供にどうぞお楽しみください。 (2019年11月8日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 夢主の部屋に早くグクが来てなにかが起きて欲しいと楽しみに心待してしまう私は、すこし変態でしょうか? 夜遅くに更新お疲れ様です 朝起きて通知見た瞬間パッチリ目が覚めました これからもファイティンです♪ (2019年11月6日 17時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - kokoboboさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!他のお話も読んで下さって嬉しいです。今までのグクのお話とは違いますが、わたしもダークな一面が好きなので喜んで貰えて良かったです。のんびり更新ですが、最後までお付き合い頂ければと思います! (2019年11月6日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
kokobobo(プロフ) - 素敵な作品読ませていただいてます!以前からお話は読ませていただいていたんですが、ついにグクの闇?版が出てもう本当に嬉しかったです!もうグクのこのちょっとダークな感じが...控えめに言っても最高で... これからも頑張ってください!ありがとうございました! (2019年10月31日 19時) (レス) id: 4b3068ef63 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あずささん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!まだまだお互い一方通行ですが…わたしも早く2人の甘いお話を書きたいですのでお待ち下さいませ。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月25日 15時

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