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優しい笑顔でそう言うソクジンさんはそっとわたしの頭を撫でて病室を出て行った。他の人たちもそれに続く。
ジミンさんに寄り添われているジョングクさんは俯いていた顔を上げてわたしを見る。もう怒った顔も今にも泣き出しそうな顔もしていなくてホッとする。
あんな顔されたらどうすればいいのか分からない。
「怒鳴ってごめんなさい。でもAヌナにはそんな風に思って欲しくなかったから」
「ううん。わたしの方こそ自分勝手なことを言ってごめんなさい。ありがとう、心配してくれて」
「うん。また来るね」
そう言ってジョングクさんもジミンさんと一緒に病室を後にした。
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次の日になり目を覚ませば、また何でわたしはここにいるんだろうって同じことを思ってしまった。交通事故に遭って入院するなんてことが今までのわたしの人生からしたら意外すぎることで、なかなか受け入れられないのかもしれない。
目が覚めても自由に動けるわけでもなくただベットの上でぼーっとしてた。そうすれば朝の検診にやってきた先生の質問に答えて看護師さんに血圧とか計られて。もうすぐ朝ご飯が運ばれてくることを伝えられた。
起きてから1時間。既に暇すぎる。これから毎日どうやって時間をつぶせばいいんだろう…
「そういえばわたしの鞄…」
鞄の中に読みかけの本とか入ってなかったかな。なくても携帯があれば少し暇はつぶせるだろう。
そう思ってきょろきょろと辺りを見回すがそれらしき物はなかった。
事故にあった時に置いてきぼりにされてしまったのだろうか…あれ、でもジョングクさんがわたしの鞄の中を見たって言ってたし…
また来てくれるって言ってくれてたしその時に聞こう。
でもそうすると今の持て余している時間をどう過ごそうか…
「あ…テレビ」
そうだ、テヒョンさんにテレビ見て覚えてって言われたんだ。
けれどテレビをつけてみても平日の早朝なんてニュースしかやってなくて。せめてワイドショーとかやってくれたらなぁなんて番組表見ても、もうちょっと時間が経たないとやらなそうだった。
仕方なく興味もないニュースをぼーっと見ていた。
「やだ、そういえば入院してること連絡してない。無断欠勤だ…」
なに、のほほんとしていたのだろう。
先生の話によれば丸1日目が覚めなかったみたいだし…昨日、目を覚ましてからは、検査検査で…
あとはジョングクさんたちと話して終わってしまった。
早く連絡しないと…
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Yuki - ありがとうございます！では、遠慮なく、、、。本当に藍さんの作品に出合えてよかったです！無理せず更新頑張ってください！！！ (2019年1月30日 23時) (
レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» いつもいつもyukiさまの温かいコメントにほっこりしていますので。いくらでもコメントして下さい！嬉しいので有難いです。もうすぐ1章終わりますので引き続きお楽しみください！ (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。こちらまで読んで頂いて嬉しいです。もしかして、もしかしてです。もうすぐ明らかになりますのでお待ちくださいね。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - いえいえ！逆に、コメントしすぎちゃうとダメかなって思って、でも藍さんとお話したくなっちゃって、、、笑笑 お言葉に甘えてこれからは毎日のように送っちゃってもいいですか！！！ウザかったら無視してくれちゃって大丈夫です！更新頑張ってください！ (2019年1月29日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ずっとずっともしかして、と思っていましたが、ヒロインヌナ記憶がないですよね？でもふとした瞬間に体が動いてますね…そろそろ涙が止まらなくなってきました (2019年1月28日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年1月20日 1時
