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そう言えばジョングクさんはなぜか少し悲しそうな顔をした気がしたけど、すぐに笑顔で頷いた。

気のせいだったのかな?


「あの、皆さん。本当にそこまで心配なさらないでください。ジョングクさんを庇ったのは事実みたいですけど、わたしの怪我はジョングクさんのせいではないですから」


そうは言ってもやっぱり納得はしてくれないのか誰も返事をしてくれなかった。


「少しの時間しかまだ皆さんと接してませんが、こんなに皆さんから愛されてるジョングクさんの代わりになれてよかったって思います。ジョングクさんが大怪我しなくて良かったです。わたしには心配してくれる家族はいませんから。だから、」

「ヌナ!」


わたしの言葉を遮るようにジョングクさんが大きな声を出す。驚いて彼の顔を見れば怒った顔をしていて戸惑う。


「そんなことを絶対に言わないで。自分で良かったなんて、僕の代わりになれて良かったなんて、そんなの嬉しくないです。打ち所が悪かったら死んでたかもしれないのに!」

「ジョングク!」


今にも泣き出しそうな顔で叫ぶジョングクさんにわたしは何も言えなくて。ただ驚いて見ていることしかできなかった。

興奮するジョングクさんをジミンさんが落ち着かせている。


「あんまり自分を卑下しない方がいいと思う。少なくとも俺たちはAのこと心配したから」


落ち着いた声でそう言うのは、ユンギさん、だったかな。ユンギさんの言葉にわたしの考え方か間違ってことがわかる。

見ず知らずのわたしを心配して目が覚めるのをジョングクさんは待ってくれてたのに。みんなもジョングクさんと同じようにわたしのことを気にしてここまでわざわざ来てくれたというのに…

心優しいみんなにさらに心配かけるようなことをわたしは言ってしまったみたい。


「あの、ごめんなさい…ご心配をお掛けしたのに…」

「分かってくれればいいよ。もう自分で良かったなんて思わないでね。ちゃんと元気になった姿を僕たちに見せてね」


ソクジンさんがそう優しく言ってくれるから。本当に心が温かい人達なんだなってまた思って。そんな温かい人達と接してきたことがなかったから不思議な感じがした。


「皆さんが安心できるように早く元気になりますね」

「そのためにも僕たちはAちゃんのサポートするからね。断らないでね」

「…はい。ありがとうございます」


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Yuki - ありがとうございます!では、遠慮なく、、、。本当に藍さんの作品に出合えてよかったです!無理せず更新頑張ってください!!! (2019年1月30日 23時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Yukiさん» いつもいつもyukiさまの温かいコメントにほっこりしていますので。いくらでもコメントして下さい!嬉しいので有難いです。もうすぐ1章終わりますので引き続きお楽しみください! (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。こちらまで読んで頂いて嬉しいです。もしかして、もしかしてです。もうすぐ明らかになりますのでお待ちくださいね。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - いえいえ!逆に、コメントしすぎちゃうとダメかなって思って、でも藍さんとお話したくなっちゃって、、、笑笑 お言葉に甘えてこれからは毎日のように送っちゃってもいいですか!!!ウザかったら無視してくれちゃって大丈夫です!更新頑張ってください! (2019年1月29日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ずっとずっともしかして、と思っていましたが、ヒロインヌナ記憶がないですよね?でもふとした瞬間に体が動いてますね…そろそろ涙が止まらなくなってきました (2019年1月28日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年1月20日 1時

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