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「お昼ありがとうございました」


お昼休憩を取って帰って来れば、まだ忙しそうな店内。ウンジュさんに交代を伝えてすぐにレジに入る。

カフェスペースにはイケメンバイトくんとこれまた可愛いらしいバイトちゃんが忙しそうにしていた。あの女の子のバイトちゃんもわたしは顔を知らなかった。

この2ヵ月でがらりとバイトの子たちは顔ぶれが変わったみたい。やっぱりわたしが休んでそれで忙しくなっちゃって嫌になって辞めちゃったのかな。だとしたら申し訳ない。


「いらっしゃいませ〜」


元気のいいヨリちゃんの声にハッとしてレジに向き直る。同じように声をかけてメニューを見せようとして固まる。もう会うこともないと思っていた人が目の前に居たのだ。


「え…?」

「あ、Aヌナだ」

「じょ…」


ジョングクさん、そう言いそうになって慌てて口を閉じる。この人は芸能人だった。キャップ被って眼鏡かけているだけじゃ何も隠れてないよ!


「ふふ、名前言っても大丈夫だよ。大声で叫ばなきゃ」

「え、あの…どうして?」

「あ、ジョングクさんじゃないですか」

「え?ヨリちゃん知ってるの?」


驚いているわたしの隣にヨリちゃんがひょっこり顔を出して嬉しそうな顔をする。ヨリちゃんならジョングクさんのこと知ってるか。なんせ有名なんだし。知らなかったわたしの方がきっとおかしいのだろう。


「Aさん何言ってるですか、ジョングクさんですよ?」

「あ、うん…有名人だもんね」

「え?」

「え?」


ヨリちゃんはきょとんとした顔してわたしを見るからわたしも不思議に思ってヨリちゃんの顔を見る。わたしたちの交わった視線を逸らすようにジョングクさんが口を開く。


「ヌナ、知らないの?僕の事務所、そこの大通りの向かい側にあるんだよ」

「え?そうなの?」

「だからヌナが入院中も僕ここに来たことあるんだ。まさかヌナがいるとは思わなかったから驚いた」


驚いたなんて言いながら全然顔は驚いてない。なんだか楽しそうにしているのはなぜ。


「あーそうでしたね。じゃあジョングクさん、またわたしともお話してくださいね〜」


戸惑うわたしを余所にヨリちゃんは何かに納得してカフェスペースの方へ行ってしまった。どういうこと…


「えっと…」

「ヌナ、僕ここのコーヒーお気に入りなんです。ミルクたっぷりなの」

「そう、なんだ」


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Yuki - ありがとうございます!では、遠慮なく、、、。本当に藍さんの作品に出合えてよかったです!無理せず更新頑張ってください!!! (2019年1月30日 23時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Yukiさん» いつもいつもyukiさまの温かいコメントにほっこりしていますので。いくらでもコメントして下さい!嬉しいので有難いです。もうすぐ1章終わりますので引き続きお楽しみください! (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。こちらまで読んで頂いて嬉しいです。もしかして、もしかしてです。もうすぐ明らかになりますのでお待ちくださいね。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - いえいえ!逆に、コメントしすぎちゃうとダメかなって思って、でも藍さんとお話したくなっちゃって、、、笑笑 お言葉に甘えてこれからは毎日のように送っちゃってもいいですか!!!ウザかったら無視してくれちゃって大丈夫です!更新頑張ってください! (2019年1月29日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ずっとずっともしかして、と思っていましたが、ヒロインヌナ記憶がないですよね?でもふとした瞬間に体が動いてますね…そろそろ涙が止まらなくなってきました (2019年1月28日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年1月20日 1時

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