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「サイドでAを守るわけね。ナイトみたいだね」
楽しそうに笑いながらジミンさんがそう言って、わたしの顔を覗き込んでくるから恥ずかしくて困る。
「もう…恥ずかしいから止めてください」
「なんで。ヌナが倒れたら危ないでしょ」
ジミンさんに言ったつもりだったんだけどジョングクさんがすかさず釘をさしてくるからまた困る。
「そんなにぴったりくっ付かなくても大丈夫だよ」
「心配だからダメ」
あれもだめ、これもだめってわたしはこんなに甘やかされて大丈夫なんだろうか。こんなに誰かに気に掛けてもらうのって初めてだから不思議な感じがするし戸惑う。
「これだけ歩けるようになったってことは退院は近いの?」
病室に辿り着いてそれぞれ腰を掛けたらジミンさんが「そういえば」と聞いてきた。
「脚の状態は良好のようなのであとは脳の検査をして問題なければ退院できるようです。またリハビリ等で通院は必要ですけど」
「脳?」
「はい。やっぱり頭を打ったことがだいぶ大きいみたいで。わたしとしては何ともないのでこんなに検査ばかりするのは不思議なんですけど」
「そっか…」
なんて言えばいいのか分からないのかジミンさんは悲しそうな顔をするだけだった。ジョングクさんは何も言わないで難しい顔をして考え込んでいた。
黙ったままのジョングクさんが珍しくて少し戸惑う。ジョングクさんはいつだっていろんな話をわたしにしてくれて場を楽しませてくれていたから。
それで気付く。わたしはそうやってジョングクさんに甘えていたことに。そうやって甘えられる存在が今までいなかったから、こんなにジョングクさんに頼ってしまっていたことも気付いていなかった。
わたしの方が年上なんだからしっかりしないと。ただでさえジョングクさんはわたしに対して負い目を感じさせてしまっているのだからなんともない、大丈夫だって思わせなきゃ。
ようやく退院できるのだからしっかりしないといけない。
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Yuki - ありがとうございます!では、遠慮なく、、、。本当に藍さんの作品に出合えてよかったです!無理せず更新頑張ってください!!! (2019年1月30日 23時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» いつもいつもyukiさまの温かいコメントにほっこりしていますので。いくらでもコメントして下さい!嬉しいので有難いです。もうすぐ1章終わりますので引き続きお楽しみください! (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。こちらまで読んで頂いて嬉しいです。もしかして、もしかしてです。もうすぐ明らかになりますのでお待ちくださいね。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - いえいえ!逆に、コメントしすぎちゃうとダメかなって思って、でも藍さんとお話したくなっちゃって、、、笑笑 お言葉に甘えてこれからは毎日のように送っちゃってもいいですか!!!ウザかったら無視してくれちゃって大丈夫です!更新頑張ってください! (2019年1月29日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ずっとずっともしかして、と思っていましたが、ヒロインヌナ記憶がないですよね?でもふとした瞬間に体が動いてますね…そろそろ涙が止まらなくなってきました (2019年1月28日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2019年1月20日 1時