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「あの、すみません…わたし芸能関連疎くて…」

「いや…分かんないだね、僕のこと」


なんだかすごくがっかりしていて、そんなに有名な人だったのかと更に申し訳なくなる。


「アイドルやってるの。防弾少年団って聞いたことない?そのメンバーの1人、ジョングクって言うの」

「あー…聞いたことある、かも…耳にしたことあるぐらいで顔まで覚えてなくて…」


防弾少年団…うん、聞いたことある…いや、気がするだけかな。でももう正直、知らないって言うのが申し訳なくて曖昧に答えるのみにした。

そっか、でもアイドルか…こんだけイケメンなんだもんね、納得だわ。

わたし、アイドルを庇って事故に遭うなんて。

でも庇ってよかったかも。これで彼が大怪我して近くにいた女は助けもせず無傷とかニュースにでもなったら、彼のペンに殺されるかもしれない。


「あの…わたしが目を覚ますのを待っていたんですか?」

「うん、Aが僕を庇ってくれたから」

「ありがとうございます…あれ?なんでわたしの名前…」

「あー…ごめんなさい、Aの持ち物勝手に見ました」

「そういうことね。気にしないで下さい。身元分からないと困りますもんね」

「僕、先生呼んできます。頭打ってるみたいなんでいろいろ検査とかしないといけないと思うし」

「え?」


彼の言葉に驚いて自分の頭に触れれば包帯らしき感触が。

包帯巻かれるほどの怪我をしたってことよね…かなりの大怪我を負ってる事実に驚く。


「すぐに先生呼んできますね」

「あ、はい…えっと、ジョングク、さん?」

「はい、ジョングクです」

「ありがとうございます。目が覚めた時に1人じゃなくて良かったです」


事故の記憶も曖昧だったから目が覚めた時に1人だったらパニックになっていただろう。

そう思ってお礼を言えば、彼、ジョングクさんは眩しい笑顔を見せてくれた。


「当たり前ですよ。Aヌナは僕を庇って怪我をしたんだから」


そう言ってジョングクさんは病室を出て行った。

いま、ヌナって言った?年下なのかな?鞄の中身を見たって言ってたし免許証とかの生年月日を見たのかな…

それから暫くして慌ただしく医者や看護師がわたしの元へやって来た。

そして全身くまなく検査しましょうと言われ車椅子に乗せられて連れて行かれた。


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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク
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Yuki - ありがとうございます!では、遠慮なく、、、。本当に藍さんの作品に出合えてよかったです!無理せず更新頑張ってください!!! (2019年1月30日 23時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Yukiさん» いつもいつもyukiさまの温かいコメントにほっこりしていますので。いくらでもコメントして下さい!嬉しいので有難いです。もうすぐ1章終わりますので引き続きお楽しみください! (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。こちらまで読んで頂いて嬉しいです。もしかして、もしかしてです。もうすぐ明らかになりますのでお待ちくださいね。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - いえいえ!逆に、コメントしすぎちゃうとダメかなって思って、でも藍さんとお話したくなっちゃって、、、笑笑 お言葉に甘えてこれからは毎日のように送っちゃってもいいですか!!!ウザかったら無視してくれちゃって大丈夫です!更新頑張ってください! (2019年1月29日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ずっとずっともしかして、と思っていましたが、ヒロインヌナ記憶がないですよね?でもふとした瞬間に体が動いてますね…そろそろ涙が止まらなくなってきました (2019年1月28日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年1月20日 1時

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