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「でも……」
「それで感情的になっちゃうようだったら、また俺を呼んでくれればいいから。お前の気持ちをちゃんと話してAの気持ちもちゃんと聞きな」
ホソクオッパが動いてジョングクの頭を撫でてるのが、雰囲気で分かった気がする。
ジョングクは別にわたしに怒ってたわけじゃないんだ。ううん、最初は何でどうしてって気持ちが大きかったと思う。でもその後わたしを避けたのは自分の気持ちを落ち着かせる為だったんだ。
それが分かれば安心できる。わたしもちゃんとジョングクに謝らないと。わたしが逃げちゃだめだよね。
「Aもお前と話したがってるから。ね、A？」
「え……」
「A……？」
いきなり話を振られて慌ててしまう。オッパはわたしが身を隠すように扉の側で佇んでいた事に気付いたんだ。
でもそれよりも数時間振りにジョングクに名前を呼ばれてどきりとした。たった数時間なのにそれでも凄く胸に響いて泣きそうになってしまった。
「聞いてたの……？」
「あ、……ごめんなさい……」
「俺が聞いててもいいって言ったの。お互いの気持ちが分かってた方が話しやすいでしょ？じゃあ俺は退散するから、後はちゃんと2人で話すんだよ」
ジョングクの目は赤くて、泣いていたのが分かる。辛いのと悔しいのと、何でどうしてという苛立ちからかな。苦しい思いをさせてしまった事に、ちくりと胸が痛む。
オッパはジョングクの頭を撫ででベットから降りて、わたしの横を通り過ぎる時にわたしの頭も撫でて早足で部屋を出て行ってしまった。
こんなに早く2人っきりにされると緊張してしまう。
「……じょん、ぐく……」
「ごめん。酷いこと言った」
どうしようどうしようってぐるぐるしていて、とりあえずジョングクの名前を呼んだら、それに弾かれたように顔をわたしの方に向けて謝った彼に緩く首を振る。
「わたしも……騙すような事してごめんね」
「うん……でも何度もAは俺に言ってくれたから。それでも大丈夫だと思ってたから。今でも思ってるけど……」
「それでもわたしはやっぱり心配で、今よりこの先の事を大事にしたかったの」
「でも今がないとこの先なんてないでしょ？」
「そう、かもしれないけど……でも、今駄目になってもこの先なんて……」
話していてだんだんと語尾が小さくなってしまう。
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jk - 大好きな藍さん。藍さんの小説が私の楽しい時間の１つです。これからも更新を楽しみにしています！ (2022年1月24日 23時) (
レス) id: 11363a0d46 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みき(マルクル)さん» お久しぶりです！お返事遅くなってしまってすみません。そして大変お待たせしました。そう言ってくださる事が本当に励みになりますし、更新し続けられる活力になります。引き続き今まで以上にゆっくり更新になりますが、どうぞよろしくお願いします (2021年12月9日 22時) (レス) id: 10b94e4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(マルクル)(プロフ) - 藍さんのお話がまた読めて嬉しいです。ゆっくりで良いので、また楽しいお話を読み続けさせてください。 (2021年12月4日 1時) (レス) @page23 id: 61a241c77b (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みんさん» ただいまです！お返事遅くなってしまってすみません。1番大好きだなんて！それなのに長い間お待たせさせてしまって…お気遣いもありがとうございます。引き続きよろしくお願いしますね (2021年12月3日 19時) (レス) id: 10b94e4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - おかえりなさい！！1番大好きな小説が帰ってきてくれて幸せいっぱいです(﹡ˆᴗˆ﹡)♡ゆっくり藍さんのペースで無理せず更新してくださいね( ¨̮ )♩ (2021年11月28日 17時) (レス) @page20 id: d0e84fc41d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2021年11月20日 15時
