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JK「無言電話か…」
ジョングクの言葉にうなずくナマエ。
「…最後に、“死 ね”って声が聞こえて…それで、怖くて、電源切ってたの。…ごめんね」
ナマエの言葉に、ジョングクは首を横に振る。
JK「ううん。怖かったよね。…ごめん、そばに居てあげれなくて」
「…グク、」
さっきまでの不安が嘘のように、ジョングクに抱きしめられたナマエの心は軽くなる。鍛えられた肩に軽く頭を乗せれば、ジョングクはナマエの髪を優しく梳いた。
JK「無言電話さ、毎日続くようなら番号変えなよ。あと、警察にも相談しよう」
「うん…ありがとう」
ジョングクを見つめ、ナマエは言った。
「でも、ただのイタズラかもしれないから…しばらく様子見てみるね」
JK「…でも本当に、大変なことになる前に些細なことでも僕に言ってね?ナマエのことちゃんと守りたい」
ただの、イタズラであってほしい。
そう願いながらナマエは不安を拭うようにジョングクの背中にぎゅっとしがみついた。
同じようにナマエを抱きしめるジョングク。まるで絶対に離さない、そう言っているような。その少し息苦しいそれでさえナマエを落ち着かせた。
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noborders(プロフ) - 一気読みしちゃいましたー!更新待ってますので頑張ってくださいね! (2017年12月16日 7時) (レス) id: 9aa6e889b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン | 作成日時:2017年11月24日 2時