カタストロフィー ページ37
ねぇ、ナマエ。
愛してる。愛してるよ。
君に出会ったあの日から、ずっと、ずうっと、君のことだけ想ってた。
ナマエが僕を裏切ってたことに気付いたときも、君を汚したジミニヒョンを誰にも見つからないように階段から突き落としたときも、ジミニヒョンに怪我を負わせたのはナマエだとデタラメをあの馬鹿な女に教えたときも、僕がナマエに付き纏われていると思ってもいない嘘をあの馬鹿な女に自ら打ち明けたときも。
君に無言電話を掛けていたときも、君のあとをつけ写真を撮り続けていたときも、それを君の家に投げ入れるときも、君の家のポストに入れる猫を切り刻んでいたときも、ジミニヒョンの筆跡を真似て君に手紙を書いていたときも、あの馬鹿な女に歩道橋の場所を教えたときも、あの馬鹿な女が君を突き飛ばした瞬間も、落ちていく君をわざとかばうことをせずに眺めていたときも、ずっと。
いつだって、愛してた
そして、これからも
いつだって、ずっとずっと、愛していくから
ナマエも僕のことだけを見ていてね
絶対に、離れて行かないでね
…ねえ、ナマエ
やっと、僕だけの君になったね。
case ‘CATASTROPHE‘
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noborders(プロフ) - 一気読みしちゃいましたー!更新待ってますので頑張ってくださいね! (2017年12月16日 7時) (レス) id: 9aa6e889b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン | 作成日時:2017年11月24日 2時