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ガチャリ、ジョングクが真っ白な扉をあけると純白のドレスに身を包むナマエの後ろ姿が見えた。
慣れた手つきで車椅子を反転させたナマエはジョングクのほうへと振り返る。お互いに目を合わせて照れたように笑った。
JK「似合ってるよ、ナマエ。綺麗だね」
「…グクも、すごくかっこいい」
ナマエの両親はあんなことがあったにも関わらず、ずっとナマエを支えてくれてありがとう、とジョングクを責めることすらしなかった。
その優しさに涙を流しつつ、すっと心の荷が少しだけおりたジョングクはそうと決まれば！と張り切って結婚式への段取りを始めて。
そして、今日。
メンバーと事務所の関係者、ジョングクとナマエの家族だけで行われる結婚式。
タキシード姿のジョングクと、ウエディングドレスを纏うナマエの間には幸せがたくさん溢れていた。
「グク、本当にありがとうね」
JK「ふふ、なーに？改まって」
「改めて今までのことお礼言いたいなって思ったの。…それに今日だって、本当はもっとたくさん招待したい人いたでしょう？」
たしかに、ジョングクは車椅子であるナマエを気遣って少し小さめな階段のない教会を選んだ。そのために友人を呼ぶのを諦めたのも事実。
やっぱり隠しててもナマエにはバレちゃうか、とジョングクは嬉しそうに笑う。
「もう、なんで笑うの？」
JK「だって、僕の考えることなんでも分かるんだなって思うと嬉しくて」
「真面目な話してたのにっ！」
JK「わ〜ごめんごめん、怒らないで！…でも僕はこうして式を挙げられるだけで充分嬉しいんだから、そんなこと言わないで？」
愛おしそうに見つめて、そっとナマエの頭を撫でるジョングク。
絡まった視線に、縮まる距離。
SG「…あー、楽しんでるとこわりーけど、誓いのキスはもう少し先だぞ」
「わ、ゆっ、ユンギさん…！」
JK「ちぇー、ユンギヒョンタイミング悪いですー」
SG「呼んでこいって言われたんだから仕方ねーだろ」
…そして、タイミング悪く二人を呼びに来たユンギ。
「ほらっ、もう行かなきゃ」
JK「はいはい、行きますか、お姫様」
「…っ、もう、ユンギさんいるんだから…！」
SG「…マンネのこんな姿を見る日が来るなんてな」
「わー！もう！すいません…！」
ユンギは憎まれ口を叩きながらもヒョンとして感慨深かいものがあって。二人に隠れてそっと涙を拭った。
SG「…おめでとう、二人とも」
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noborders(プロフ) - 一気読みしちゃいましたー！更新待ってますので頑張ってくださいね！ (2017年12月16日 7時) (
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作者名：リン | 作成日時：2017年11月24日 2時
