【BTS】カタストロフィー【JK】 (ページ19)

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JN「まさか、嫌がらせの犯人がジミナってことは無いでしょ…そもそも今一人じゃ思うように歩けないんだし、」

ジョングクはジミンの許可を得てナマエとジミンのことをメンバーに話した。そして、それを聞いたジンの言葉にみんな頷く。

ストーカーをされるようになった頃はまだジミンは怪我をしていなかったけれど、みんな同じ家に帰っていたし彼だけいなくなることなんて一度もなかったのだ。個人での仕事があった時のこともマネージャーが全て把握している。

怪我をしていたってしていなくたって、ジミンのアリバイはここにいるみんなが証明できるのだ。

HS「やっぱりサセン、とか？」
JK「いや…でも、外では会ってなかったし…」
TH「…サセンの怖さは俺たちが一番よく分かってるじゃんか」
SG「…そうだな…そっちで考えるのが妥当だよな…」

でもそうなってくると解決策見つけるのは難しいよね、ナムジュンがぽつりと呟く。

その通りだ。大きな括りで言えば自分たちのファンであるサセンにこちらから接触しようだなんてとてもじゃないけど出来るわけがない。それに、リスクが大きすぎる。

JK「…とりあえず、向かいの部屋に来てから少しずつだけど落ち着いてはきてるみたいです。まだちょっとした物音でびっくりしたりしてるけど…」
JN「なんにせよ許せないね、犯人」

マンネであるジョングクがこんなに元気がないのはメンバーにとってもつらいことだった。

そのジョングクの愛する人が危険な目にあい、そしてジョングクも目に見えて責任を感じている。最近では空元気にしか見えなくて。

RM「…ジョングガ」
JK「なーに、ナムジュニヒョン」
RM「…気の利いたこと言えないけど、一人で抱え込まないで。気持ちは痛いほど分かるから」
JK「…うん、ありがとうございます」

ナムジュンの言葉にジョングクは静かに涙を流した。