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途切れ途切れにナマエは言った。
「一回、グクに誘われて打ち上げに行ったことあったでしょ？その日勢いで連絡先交換しちゃって…一度、きりのつもりで、…ズルズル続いて…こんなの駄目だって思って…っ、もう終わりにしよう、って言って。…わたし、」
その、細い肩を震わせながら。
「わたし…、一方的にすてたの…」
JK「…」
「無言電話も、最近は、非通知じゃなくて、その人からの番号で…さっきの猫も、“プレゼントだよ”って手紙が入ってて…彼の字だった」
JK「…そんな、」
「きっと…彼が怒ってるんだ。だから…、これは、罰なんだよ…っ、彼をすてて、グクを騙し続けた罰…」
嗚咽まじりの言葉。
悲痛に響く声には、痛々しい程の後悔が滲んでいて。
JK「…っ、そんなの、関係ない…！罰ってなんだよ…、ふざけんな！…ナマエはちゃんと終わらせたんでしょ？…僕は…、僕はっ、」
ジョングクはナマエを真っ直ぐに見つめ言った。
JK「僕は、許すよ。ナマエを守りたい」
「…っ、グクっ、」
ナマエの瞳から、また大粒の涙が溢れ出す。
「ごめんっ…、ごめんね…！」
…なんで、わたしはグクを裏切っちゃったんだろう？こんなに優しくて、いつだって大事に思ってくれていたのに。
「…っ、ごめん…、本当にごめんね…」
謝罪を繰り返すナマエを、ジョングクは優しく抱きしめる。ゆっくりと背中をさすれば、だんだんと落ち着きを取り戻していくのがわかった。
JK「…じゃあさ、ナマエ。警察に突き出そうよ、そいつ」
「…でも…それはだめなの…だめっていうか、…」
ジョングクの言葉に、顔をあげるナマエ。青白く血の気の失せた顔で小さく首を振る。
「…それは…出来ない」
JK「…なんで？嫌がらせの犯人、そいつでしょ？だったら、」
ジョングクの言葉にナマエはその唇を震わせ、言った。
「…だって…ジミンさんなの…ジミンさんと、浮気してたの…」
続けられた言葉。打ち上げで知り合った、なんて言うからダンサーかスタッフかと思いきやその彼とはメンバーで。それもジョングクが仲良のいいジミンだった。
JK「…でもジミニヒョン、最近番号かえたばっかりだよ？それに、ヒョンは、」
今、ジミンは、足を怪我して検査入院している。
コンサートの練習後に事務所の階段からだれかに突き落とされたのだ。
犯人は、見つかっていない。
「…じゃあ、だれが…？」
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noborders(プロフ) - 一気読みしちゃいましたー！更新待ってますので頑張ってくださいね！ (2017年12月16日 7時) (
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作者名：リン | 作成日時：2017年11月24日 2時
