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「あ、ごめん。Aちゃんも居たのに」

「え、あ……いえ……」



突然ミンギュさんに話を振られて上手く対応できなかった。ジョングクにそんな笑顔を向けられて狡いなんて酷い事を思っていたから、顔を合わせて話す事が気まずい。



「あれ、Aちゃんだよね?」

「あ、はい……」

「良かった。喋るのは初めてだよね?ミンギュです」

「Aです……」

「ごめんミンギュ。俺達帰るところだったんだ」



無理やりジョングクが割り込んできてわたしを引っ張った。



「悪い悪い、引き止めて」

「じゃあな」



笑顔で手を振るミンギュさんにわたしはぺこりとお辞儀をして、またジョングクに引っ張られるようにして進む。

さっきよりもスピードが早くて戸惑ってしまう。



「ジョングク?」



帰ると言っていたのに入ったのはジョングクの作業部屋で、戸惑いながら声を掛ければ何も言わずにきつくきつく抱きしめられた。



「なんか……ミンギュと話してるのが嫌だった」

「殆ど話してないよ。楽しく話してたのはジョングクでしょ」

「そうなんだけど……」



わたしなんて挨拶してだけ。ジョングクはずっと楽しそうだった。



「A……?」



抱きしめられていても何だか今は嬉しくなくて。自分の中の気持ちが抑えられなくて、でもこんなこと思ってる事自体申し訳なくてジョングクの顔を見れない。

顔を伏せるわたしを不思議に思ったのか頬を包んで上を向かせようとするけれど、わたしはこの顔を見られたくなくて避けてしまった。

それに不満そうな声を上げるジョングクは、どうしたのって少し低い声を出すからびくりと肩を揺らしてしまう。


「なんかあった?」

「…………」

「A?」



何も言えないでいるわたしにジョングクはしつこく聞いてきて、このまま黙っていても許してくれそうな様子はなくて恐る恐る口を開いた。



「……羨ましくて」

「羨ましい?」



そんなこと思ってるってジョングクに知られるのが怖くて、でも全部話すまでやっぱりジョングクは譲ってくれないから話すしかなかった。









「ミンギュに嫉妬してたの?」

「しっと……?」

「そうでしょ。俺がミンギュと話してて羨ましいって思って、嫌だなって思ってたわけでしょ?」



本人に言われても素直にそうだと認められなくて頷くことが出来ない。でもジョングクはわたしのそんな反応でも楽しそうに笑ってて、また顔が見れない。



「嬉しい」

「え……?」


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(プロフ) - 咲さん» お返事遅くなってしまってすみません。そして不快な思いをさせてしまって申し訳ないです。ただネガティブ設定なのがこのマンネちゃんですので、もし合わないようでしたらこの先はあまりお勧めできません。ここまでお読み頂いてありがとうございました (2021年2月21日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
- 主人公がネガティブすぎてイライラしてきました、、 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 13ed79e527 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ちさん» わあ!!ちゃんとこの世界観を保ったままのお話をお届けできて安心しました!わたしもこの2人を書いている時は幸せになります。こちらこそ素敵なお言葉をいつもありがとうございます!そしてお気遣いまで頂いて感謝です。来年もよろしくお願いしますね! (2020年12月31日 9時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひさしぶりの可愛い2人を見れて幸せです!この作品、周りのお兄ちゃんたちも優しくて大好きです^_^毎回楽しませてくれてありがとうございます!!これからも藍さんのペースで活動なさってくださいね(*^^*) (2020年12月30日 3時) (レス) id: 7a71588492 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年12月29日 18時

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