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ジョングクとは初めて顔を合わせた時に挨拶して以来まともに話したことはなかった。
周りは同い年だからってわたしとジョングクをセットにしたけれど、そもそもジョングクとわたしを同じ扱いにするのはおかしいと思った。
だって全然違う。ジョングクは格好良くて、きらきらと輝いていて、でも努力家で全てのことにひたむきだった。
きっと天性の才能もあるのだろうけど。それ以上に頑張っている姿を見てきた。だからわたしも頑張らなきゃと思って必死に努力した。どんどん引き離されてしまうけれど、見失ってしまわないようにって追い付こうと頑張った。
ただ同い年ってだけ。ジョングクはどんどん成長してどんどん格好良くなって、眩しくてしかたない存在なんだ。わたしなんかと同じにされたら本人も迷惑だろう。
きっとジョングクはわたしのことをよく思ってない。出来も良くない。練習しても練習しても進歩なくて。その間にジョングクはどんどん進んでいってしまう。
だから殆ど会話もないし、気にされることもない。
それでも良かった。わたしがずっとジョングクを、ジョングクだけを見つめて。前へ前へと進んでしまうジョングクを追いかけ続けることがわたしの糧だったから。
可愛らしい笑顔、きりっとした真剣な表情、隙のない完璧なダンス、済んだ綺麗な歌声。カメラテストなどで見れるジョングクの姿が素敵で、本当はいけないんだけれど自分の姿をチェックするよりもジョングクばかり毎回見ていた。
そしてそうやって追いかけているうちに気付けば憧れ以上の感情を抱いていることに気付いた。
でもそんなこと大したことではなかった。ジョングクを素敵だと目標だと思う気持ちは変わりないし、わたしはどうやったってジョングクには追いつけないかもしれないけれど。でも追いかけることを止めるつもりはないから。
だから抱く気持ちが変わっても、わたしの生活は変わらなくて。ジョングクだけをひたすらに追いかけて想い続けていた。
「だいすき……」
それでもジョングクへの想いが膨れ上がって苦しくてどうしようもない時は、1人ベッドの中で声を押し殺して泣いたこともあった。
でもこの気持ちが実らなくても良かった。ひたすらに前を向いてどんどん成長していくジョングクを追いかけていくことがわたしの生きがいだから。
そしてそうやって追い付こうと努力していけば自分も成長できて、その結果みんなから認められるのであればわたしは十分だった。
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藍(プロフ) - 咲さん» お返事遅くなってしまってすみません。そして不快な思いをさせてしまって申し訳ないです。ただネガティブ設定なのがこのマンネちゃんですので、もし合わないようでしたらこの先はあまりお勧めできません。ここまでお読み頂いてありがとうございました (2021年2月21日 21時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 主人公がネガティブすぎてイライラしてきました、、 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 13ed79e527 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ちさん» わあ！！ちゃんとこの世界観を保ったままのお話をお届けできて安心しました！わたしもこの2人を書いている時は幸せになります。こちらこそ素敵なお言葉をいつもありがとうございます！そしてお気遣いまで頂いて感謝です。来年もよろしくお願いしますね！ (2020年12月31日 9時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - ひさしぶりの可愛い2人を見れて幸せです！この作品、周りのお兄ちゃんたちも優しくて大好きです^_^毎回楽しませてくれてありがとうございます！！これからも藍さんのペースで活動なさってくださいね(*^^*) (2020年12月30日 3時) (レス) id: 7a71588492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年12月29日 18時
