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「おーいい感じなんじゃない?」

「ちょっと全体の確認しようよ」



今日は全体の振りを合わせて、一から撮影してみたのだ。

あれから毎日わたしは指摘されない日なんてなくて。いつもいつも迷惑をかけてばっかりで申し訳なさでいっぱいだった。

プロモーション撮影のための練習。ただ踊って歌うだけじゃなくて、どうやって見られるか、どのように見せるか。それらも意識するようにって言われたけれど、いっぱいいっぱいのわたしにはちゃんと出来たか怪しい所。

みんなは撮ってみた映像を見るのを楽しみにしているようだったけれど、わたしは見たくなんかなかった。きっとわたし1人だけ酷い出来なんだろう……また怒られちゃうかな。



「おおー凄いじゃん。ちゃんと俺達揃ってる」

「ここも完ぺきじゃん!」

「いいねいいね!」



最初から流して見てみればしっかりとまとまりをもっていて、わたしもそこまで浮くことなくみんなに交じって違和感がなかった。



「あ……」

「おお!ジョングガ!!格好良いぞ〜」



自分の事でいっぱいいっぱいで、あまりにも必死だったから全く気付かなかった。

そっか、ジョングクがセンターなんだ……カメラを睨み付ける様に真っすぐと前を見ていて、力強く踊って歌う姿から目が話せなかった。

素直に凄いって思った。どうしたらこんなに眩しいくらいきらきらと踊れるんだろう。安定して歌えるんだろう。

ジョングクはわたしと同い年なのに。練習生として期間はジョングクの方が長いけれど、それでもそんな大して変わるわけでもない。でも完ぺきだった。

最年少なのに。しっかりとセンターを務めていて。誰が見ても彼を中心としているということが分かるだろう。

わたしと全然違う。自信に満ち溢れていて、華やかで、格好良い。

ジョングクだけじゃなくて、他の人が踊って歌っているところなんてしっかり見たことなかった。お手本として前に出てやって見せてくれるのを必死に覚えようって見つめていたけれど。

みんなで合わさって踊って完成度を上げてもジョングクが一番に輝いて目立つなんて。他のみんなの動きなんて目に入らない程、ひたすらジョングクばかり見ていた。

こんな凄い人が同じグループにいる。しかも同い年なんだ。

見習わないと。わたしもそうなりたい。追い付きたい。



わたしにとっては大き過ぎる目標だった。

でもその目標はこれから先も変わることはなく、むしろどんどん焦がれていくようになった。


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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク
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(プロフ) - 咲さん» お返事遅くなってしまってすみません。そして不快な思いをさせてしまって申し訳ないです。ただネガティブ設定なのがこのマンネちゃんですので、もし合わないようでしたらこの先はあまりお勧めできません。ここまでお読み頂いてありがとうございました (2021年2月21日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
- 主人公がネガティブすぎてイライラしてきました、、 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 13ed79e527 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ちさん» わあ!!ちゃんとこの世界観を保ったままのお話をお届けできて安心しました!わたしもこの2人を書いている時は幸せになります。こちらこそ素敵なお言葉をいつもありがとうございます!そしてお気遣いまで頂いて感謝です。来年もよろしくお願いしますね! (2020年12月31日 9時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひさしぶりの可愛い2人を見れて幸せです!この作品、周りのお兄ちゃんたちも優しくて大好きです^_^毎回楽しませてくれてありがとうございます!!これからも藍さんのペースで活動なさってくださいね(*^^*) (2020年12月30日 3時) (レス) id: 7a71588492 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年12月29日 18時

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