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「事務所にね、Aの写真を送ったんだ。もちろんチョンジョングクを塗り潰してね」
口を塞がれて言葉にならない音が漏れる。
スタッフの人の言う通りにまた事務所の倉庫に向かえば、この前の時とは違い乱暴に腕を掴まれてそのまま拘束されてしまった。
口も塞がれて声も出ず、手足も動かすことができなくて。
危険だとは分かっていたけれど、抵抗する間もなくこんな状態になってしまった自分が情けなかった。
そんなわたしの姿を見ながらこの人は気持ち悪い笑みを浮かべて、楽しそうに話し始めた。
「これで事務所も気付くだろう。Aに起きていることを。でも気付いた時は遅い。もうAは俺のものだから」
そう言って動けないわたしの肩を掴む。
力が強くてきりきりと痛む様子に眉を潜める。塞がれた口からでは、苦痛の声も漏れ出なかった。
「A、俺と一緒に遠くへ行こう。誰にも邪魔されることのない場所へ。そこで永遠に2人で過ごそう」
恍惚とした表情をわたしに向けてそう呟くこの人は本当に可笑しいと思った。
同じ人間に思えない。
「大丈夫。もともと男の中に女が1人入っているグループなんて異端だったんだ。そのせいでAも沢山辛い思いをしただろう？Aがいなくなって正常に戻るだけ。辞めた方がAにもいいだろう。居なくなったところですぐに7人でいつも通り活動するよ」
涙が溢れた。
わたしなんて要らないなんて言われているみたいで。
その通りだと思ってしまった自分も憎かった。
わたしが辞めたところで誰も何も思わないかもしれない。
オッパ達は、ジョングクは悲しんでくれるかもしれないけれど……
でも活動に支障はきたさないかもしれない。
「泣かないでA。酷い奴らだよね。Aを散々悲しませてきたのにはあいつらなのに。Aの気持ちなんてちっとも気付かないで楽しく毎日を過ごしているんだよ。大丈夫、俺はAの味方だから。俺だけがAの傍に居てあげるから」
そっと近付いてきて涙を拭う手が気持ち悪かった。
それでも顔を避ければ無理やり頭を掴まれてまた元に戻される。
「全部忘れればいい。俺だけ見て。俺もAだけを見ているから。チョンジョングクなんて酷い男のことを想って泣くなんて馬鹿げている。あんな男に惑わされて沢山傷ついただろう？俺が癒してあげるよ」
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藍(プロフ) - 咲さん» お返事遅くなってしまってすみません。そして不快な思いをさせてしまって申し訳ないです。ただネガティブ設定なのがこのマンネちゃんですので、もし合わないようでしたらこの先はあまりお勧めできません。ここまでお読み頂いてありがとうございました (2021年2月21日 21時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 主人公がネガティブすぎてイライラしてきました、、 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 13ed79e527 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ちさん» わあ！！ちゃんとこの世界観を保ったままのお話をお届けできて安心しました！わたしもこの2人を書いている時は幸せになります。こちらこそ素敵なお言葉をいつもありがとうございます！そしてお気遣いまで頂いて感謝です。来年もよろしくお願いしますね！ (2020年12月31日 9時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - ひさしぶりの可愛い2人を見れて幸せです！この作品、周りのお兄ちゃんたちも優しくて大好きです^_^毎回楽しませてくれてありがとうございます！！これからも藍さんのペースで活動なさってくださいね(*^^*) (2020年12月30日 3時) (レス) id: 7a71588492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年12月29日 18時
