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手袋はわたしが寒そうにしていたから、ジョングクがわたしに自分の物をはめてくれたのだ。
だからわたしの手には大きいしメンズものだから目立ちはしたけれど……でもすごく嬉しくてスタジオについた時もちゃんと握りしめていたと思ったのに……
どうしよう。せっかく貸してくれたのに無くしてしまったなんて。
他の服や荷物をどかして探してもやっぱり手袋はなくて。急いで着替えてオッパ達の控室に戻る前に来た道を歩く。
どこかに落ちていないかなって思うけれど、人通りが多いし誰かが拾ってしまったのかな。
入口まで戻っても見当たらなくて。
忙しそうにしているスタジオのスタッフに落し物がありませんでしたかって聞くのも気が引ける。
でもジョングクのだから絶対に見つけたい。
どうしよう……
途方にくれて立ち止まっていたわたしの肩を誰かが叩いて驚く。
「A」
「は、はい……」
驚き過ぎて変な声が出てしまった。
慌てて振り向けばなんだか見覚えがあるスタッフさんの顔が近くにあってまた驚く。
「こんなところでどうした？他のメンバーはもう帰る準備してるけど」
「あ、はい……戻ります」
「何かあった？」
近い距離に戸惑いながらも、なんて言えばいいのか分からなくて黙り込んでしまう。
「困りごと？」
「えっと……」
どうしよう。言ってもいいだろうか。
うちのスタッフだし、気にしてくれてるし迷惑じゃないかな……
「そ、の……手袋を探してて」
「手袋？Aの？どんなの？」
「えっと……わたしのじゃなくて、その黒の革の手袋なんですけど……」
ああ自分のじゃないからなんて言えばいいのか分からない。
ジョングクの物でジョングクが探してるって言う？でもそれも変かな……
「Aのじゃないのに探してるの？」
「あの……」
「どこで落としたの？手伝うよ」
「え……？」
立て続けにされる質問にどうしようかと困っていたら、一緒に探してくれると言ってくれてまた驚いてしまう。
どこでなくしたのかは身に覚えがなくてそれもまた困ってしまうのだけれど。
それを伝えればじゃあもう1度探そうと一緒にスタジオの中を見てくれた。
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藍(プロフ) - Yukiさん» わー！こちらまでコメントありがとうございます！わたしも終わらせてしまうのは寂しかったのですが、だらだら続けるのもと思い完結させて頂きました！新作の方も楽しんで頂けているようで嬉しいです (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！お久しぶりです！完結おめでとうございます！ずっと大好きなお話なので寂しいですが、藍さんの新作のほうも読ませてもらっているので、そちらも楽しませてもらいます！これからも頑張ってください！ (2019年1月27日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ちなつさん» わあ！こんな長いお話を寝る間も惜しんで読んで下さったなんて感激です。ありがとうございました！お楽しみ頂けて良かったです。今後もそう思って頂けるお話を書きますね！ (2019年1月16日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» 毎回温かいコメントを残して頂いて本当に励みになっていました。こちらこそありがとうございました！胸焼けするほどのあまーいお話をお届けできて良かったです。 (2019年1月16日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - お疲れ様でした！最近見つけたお話だったのですが、面白くて寝る間も惜しんで読んでしまいました(笑) これからも応援しています！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: 02f1f486b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年12月20日 21時
