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年末の歌謡大祭のパフォーマンスのために空いている時間は殆ど練習だった。
全ての音楽番組の歌謡大祭に出させてもらうし、全部同じステージなんて面白くないから内容を変える。でも中途半端なパフォーマンスは見せたくない。
そんな思いからみんな空いた時間に練習室に集まってフォーメーションなどを確認していた。
今日はけっこう長いこと練習していたからAの体力は大丈夫かなって思って様子を見てみれば、疲れてはいるけれどしっかりとした足取りだった。
それでもAを構いたい俺はすぐに近寄って支えてやるんだけど。
「オンニ、大丈夫ですか？」
「いいわよ。もう行けるの？」
「はい」
「じゃあすぐに行きましょう」
「A、どこか行くの？」
「あ、ジョングク……えっと、うん。ちょっと出かけてきます」
「そう、なんだ」
Aに近付けば何やらヌナと話していてそのまま出かけそうな様子。
ハードな練習の後にどこに行くのか気になるけどヌナと一緒だし問題はないのだろう。
それでも一緒に帰れないのも宿舎に戻ってもAがいないのは残念だけど。
「すぐに戻るわ。ナムジュンには伝えてあるから」
ヌナはそう言ってAを連れて行ってしまった。
俺も行きたいって言えば一緒に行かせてくれたかな。最近はずっと一緒だったからAが傍にいないだけで変な感じだ。
「あれ？ジョングク1人？」
「はい。Aはヌナとどこかへ行きました」
「そうなんだ、残念だね」
「だからジミニヒョンと一緒にいてあげますよ」
「寂しくて一緒に居たいならそう言えばいいのに」
「ヒョンが寂しいかなって思って」
最近はAにべったりだったから久しぶりにジミニヒョンでも構おう。
ぐいぐいヒョンの背中を押してマネヒョンが待っている車に乗り込む。
「珍しいね、ジョングクがジミンにくっ付いてるの」
「確かに。Aに振られちゃった？」
既に車に乗り込んでいたホソギヒョンとジニヒョンにそんなことを言われるけど、軽く流す。
今は一番がAだけど、ヒョン達ともこうやってじゃれることだってあるはずなんだけど。それが最近は少なかったからこうやってからかわれるのだろう。
なんだかそれは面白くないけど、まあAがいなくてジミニヒョンのとこに行ったのは事実だし。たまにはヒョン達にいじられるのもいいかと、そのままヒョンの傍から離れなかった。
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藍(プロフ) - Yukiさん» わー！こちらまでコメントありがとうございます！わたしも終わらせてしまうのは寂しかったのですが、だらだら続けるのもと思い完結させて頂きました！新作の方も楽しんで頂けているようで嬉しいです (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！お久しぶりです！完結おめでとうございます！ずっと大好きなお話なので寂しいですが、藍さんの新作のほうも読ませてもらっているので、そちらも楽しませてもらいます！これからも頑張ってください！ (2019年1月27日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ちなつさん» わあ！こんな長いお話を寝る間も惜しんで読んで下さったなんて感激です。ありがとうございました！お楽しみ頂けて良かったです。今後もそう思って頂けるお話を書きますね！ (2019年1月16日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» 毎回温かいコメントを残して頂いて本当に励みになっていました。こちらこそありがとうございました！胸焼けするほどのあまーいお話をお届けできて良かったです。 (2019年1月16日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - お疲れ様でした！最近見つけたお話だったのですが、面白くて寝る間も惜しんで読んでしまいました(笑) これからも応援しています！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: 02f1f486b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年12月20日 21時
