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「あはは！どうしたの、A。生まれたての小鹿みたいに脚震えてるけど」
ホソギヒョンが笑うように確かにAは真っ直ぐ歩けなくて、脚が震えている。
「脚、どうしたの？」
「Aちゃん高いヒールじゃうまく歩けないみたいなのよね」
「こ、こんな高いヒールで歩いたことないので上手く立てなくて。階段とか降りれる気がしません」
泣きそうな顔で訴えてくるAの様子にかわいそうに思うけど、ヒールのことはよく分からないし。
「でもイブニングドレスだからそれなりにヒールがないと引きずっちゃうし、10センチは譲れないわね〜」
スタイリストヌナはそう言って靴を変える気はないようだった。
「せ、せめてもう少し太いヒールの靴にしてくれませんか？」
「うーん……じゃあオンニあっちのにしますか？」
「仕方ないわね。その靴が一番そのドレスに合ってると思うんだけどね……」
もう1人のスタイリストヌナが奥の部屋に戻って行って、別の靴を持ってくる。
そのままヘアメイクヌナに支えられながらAは靴を履き替えれば、今度はさっきみたいにふらつくことはなかった。
「さっきよりはいいけど……Aちゃん本当にヒール履きなれてないのね」
「いつもスニーカーだから仕方ないわよね」
慎重に歩くAの様子を見てヘアメイクヌナが苦笑してる。
それでもなんとか1人で歩いてきたAと一緒にヒョン達が待ってる部屋に入る。
「さあお姫様の登場よ」
スタイリストヌナの言葉に俯いていたAが顔を上げる。
立ってるだけなら高いヒールでも問題ないようで、背筋をしっかり伸ばして真っ直ぐに立つA。
ようやくしっかりとAの姿を見て、固まった。
それはヒョン達も同じようで誰も何も言わずにAに見惚れていた。
「やっぱり……おかしいですか？」
不安そうにそう言うAに慌てて否定する。
「そんなことない。A、めちゃくちゃ綺麗だよ」
「そうだよ。びっくりした。本当にお姫様みたいだね」
俺とジニヒョンの言葉に他のヒョン達も口々にAを褒める。それになぜかヌナたちが嬉しそうだった。
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藍(プロフ) - Yukiさん» わー！こちらまでコメントありがとうございます！わたしも終わらせてしまうのは寂しかったのですが、だらだら続けるのもと思い完結させて頂きました！新作の方も楽しんで頂けているようで嬉しいです (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！お久しぶりです！完結おめでとうございます！ずっと大好きなお話なので寂しいですが、藍さんの新作のほうも読ませてもらっているので、そちらも楽しませてもらいます！これからも頑張ってください！ (2019年1月27日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ちなつさん» わあ！こんな長いお話を寝る間も惜しんで読んで下さったなんて感激です。ありがとうございました！お楽しみ頂けて良かったです。今後もそう思って頂けるお話を書きますね！ (2019年1月16日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» 毎回温かいコメントを残して頂いて本当に励みになっていました。こちらこそありがとうございました！胸焼けするほどのあまーいお話をお届けできて良かったです。 (2019年1月16日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - お疲れ様でした！最近見つけたお話だったのですが、面白くて寝る間も惜しんで読んでしまいました(笑) これからも応援しています！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: 02f1f486b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年12月20日 21時
