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ダンス練習中は必死だったし、オッパと話している時はじっとしていたら気付かなかったけれど。こうやって歩いたり、階段を上ったり下りたりすれば、脚がけっこう限界まできていたことが分かる。若干震えている……
それが情けなくて。オッパに気付かれないように無心で歩いた。
マネージャーが迎えに来た車に乗り込んで漸く息を吐き出す。このまま歩き続けていたらオッパに心配をかけていた。
練習はまだしないとって思うのに、やっぱりわたしの身体は限界を迎えてて。だからもっと体力をつけないとって思うのだけれど。一度座ってしまうともう動かすのも容易ではなくて。それにナムジュンオッパに早く寝ろって言われてしまった。
分かっている。明日も明後日も練習、練習。合間に他の仕事が入ったりカムバの準備は忙しい。
だからちゃんと身体は休ませなきゃいけない。分かっている、分かってはいるのだけれど……なにもかも思ったようにいかなくて苦しい。
「A〜ご飯食べてる？」
ジンオッパの声にはっとして顔を上げる。気付いたらリビングで、オッパ達と料理を囲んでいた。
全く食べていなかった。でも食欲もなくて食べる気も起きなかった。
「た、食べてます」
「はい、嘘〜」
そう言って笑うのは練習室から宿舎に戻るまでずっと横にいるホソクオッパ。
「全然Aの皿の上減ってないよ？食べなきゃもたないぞ〜」
そのままオッパはわたしのお皿の上にある料理をスプーンで掬ってわたしの口に押し付けてくる。
「ほら、A！」
ほぼ無理やり口を開けられて詰め込まれる。それに涙目になりながらもオッパは容赦ないから無理やり飲み込む。
「はい、まだあるよ〜」
「も、もう無理だよ」
「一口しか食べてないのに何言ってんの」
そう言って同じようにオッパはわたしの口に無理やり詰め込んでくる。それが嫌でジンオッパに助けを求めようとするが、オッパはにこにこしているだけで止めてくれなかった。
「もうちょっとだけ食べな」
「本当にもう無理です……」
「明日も練習あるんだから食べて体力付けないと」
「そうそう」
2人のオッパにそう言われ、再びホソクオッパには容赦なく料理を詰め込められる。いつものことなのだけれどオッパは本当に強引で。
心配してくれるのは有り難いのだけれど本当に食べるのは辛いから苦しい。
なんとか飲み込めばよくできましたって頭を撫でるホソクオッパ。それがくすぐったかった。
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黄金マンネペン - 今さら、コメントなんですがテテの呼び名は、テヒョンで最後にンのパッチムがあるのでテヒョニではなくテヒョナですよ! (2019年9月11日 18時) (
レス) id: efec188059 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - めろんさん» またコメント頂けて嬉しいです。そんな素敵なコメントを頂けるので毎日更新しようって思えるんです。本当にありがとうございます。これからもまだまだ引っ張っていこうと思っていたのでそう言って頂けると心強いです笑 (2018年10月9日 19時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - kyungsoo_112_さん» そんな嬉しいお言葉を頂けるなんて！有り難いです。嫉妬グクおいしいですね。ぜひぜひ書いてみたいので、参考にさせてもらいますね。 (2018年10月9日 19時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
めろん - こんばんは。毎日更新されててすごいです、楽しみにしてるのでとても嬉しいです。このもどかしい感じ…最高です！！！！どんどん引っ張ってどんどん焦ったくしてほしいです！！！！笑 (2018年10月8日 23時) (レス) id: bcc0b9c506 (このIDを非表示/違反報告)
kyungsoo_112_(プロフ) - 本当に毎日このお話が更新されてるのを楽しみに生活してます！笑笑なんか主人公が他のグループの男の子と仲良くして嫉妬して怒るグクとか見たいです！また機会があればお願いします！無理言ってすいません (2018年10月8日 14時) (レス) id: 304f107089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年9月25日 21時
