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AM8時
集合時間丁度にエントランスに降りると、珍しいことにもう2人が待っていてくれた。
｢おはよ。ちゃんと起きれたんだね？｣
ﾃﾃ｢おはよーっ！ちゃんと起きたよ！いい子でしょ？｣
ｼﾞﾐﾝ｢それが普通なんだよw｣
たしかに普通だけど、キム君にとってはすごい進化。
｢うん、えらい！よく起きたね。｣
ﾃﾃ｢Aちゃんが褒めてくれたー！！俺明日から毎日ちゃんと起きる！｣
なんか、不思議な感じ。
自分のおかげで誰かが変われるって、ほんとに不思議。
あたしがキム君の起きる時間を変えたように、あたしも2人のおかげで変わった。
一緒に登下校する人ができたこと。
休み時間に喋る相手ができたこと。
お昼ご飯を一緒に食べる人ができたこと。
そして1番は、
.
少しずつ、笑えるようになったこと。
お母さんがいなくなって、いつの間にか笑うことに罪悪感を感じていた私。
そんな私の考えを変えてくれた。
本当に不思議。
退屈だった毎日に、光を与えてくれた人。
今日、帰ったらお兄ちゃんに話そう。
大切にしたい人達ができたこと。
お母さんにも、ちゃんと伝えたい。
ｼﾞﾐﾝ｢Aちゃん？大丈夫？｣
｢ん？…うん！ちょっと考え事！｣
ﾃﾃ｢悩みでもあるの？何でも聞くよ？｣
｢ううん。なんか、充実してるなぁーって。｣
ｼﾞﾐﾝ｢……うん、そうだね！こういうの、なんかいい！｣
ﾃﾃ｢うん！！ずーっと一緒ね！俺たち3人ずーっと一緒！｣
｢ずっとか。…うん、｣
本当に、そうだといいな。
ｼﾞﾐﾝ｢先のことなんてまだわかんないけどさ、僕は、Aちゃんが僕らから離れてもAちゃんからは離れない！｣
｢…え？｣
ﾃﾃ｢うん！俺も！Aちゃんが離れても俺は絶対後ろついて行く！｣
ｼﾞﾐﾝ｢それはちょっと意味が違うんじゃない？w｣
ﾃﾃ｢えー？あってるよー！！｣
｢あはは(笑｣
本当にそうであってほしい。
ずっとなんて先のことはわかんないけど。
それでもいいかなって。
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作者名：ゆいチム | 作成日時：2017年3月19日 0時
