モテモテキム君の恋愛事情 (ページ9)

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ﾃﾃ「ねぇねぇ、Aちゃんって彼氏出来たことあるの？」

「そりゃあ、1人や2人はね。」

あの日を境に毎日3人一緒に下校。

そして分かったことが、

パクくんが、私とお兄ちゃんが住んでるアパートからちょっと歩いたとこにある一軒家に住んでいるということ。

キム君が、パクくんの家の向かい側に住んでいること。

こんなに近かったなんて思わなかった。

それにしても、こんなに近いのによく最近まで気付かなかったもんだ。

え、ていうか、なんでおうちが向かい側なのに毎日キム君だけあんなギリギリなんだろ？

一緒に行けばいいのに。

「ねぇ、なんで一緒に登校しないの？」

ｼﾞﾐﾝ「だってテテ準備遅いんだもん！だから、毎日僕が出る時間にテテを起こして、早く来なよーって言って先に僕が登校するのw」

あー、そういうことか。

ﾃﾃ「ジミナったらほんと酷いよな！」

ｼﾞﾐﾝ「いやいや、テテのお母さんも先に行っててって言ってるしw。それに僕そんな朝から走りたくないw」

うん、それはご最も。

「明日から登校も一緒にする？そしたらさ、キム君も寝坊なくなるだろうし。まぁ、寝坊したら置いていくけど。」

ﾃﾃ「うん！！！するするするするする！！俺頑張って起きる！！」

ｼﾞﾐﾝ「起きなかったら俺とAちゃん二人っきりで登校するからな？」

ﾃﾃ「そんなことさせるか！」

こうして明日からの登校も一緒に行くことになった。

「じゃあ、また明日ね！」

ﾃﾃ「うん！俺絶対起きるから！」

ｼﾞﾐﾝ「またねAちゃん！明日はAちゃんのアパート前に集合ね！」

そう言ってばいばーいと手を振りながら角を曲がっていった2人。

二人が見えなくなって家に入ると、やっぱり少し寂しい気持ち。

今日も置いてある〝遅くなる〟の置き手紙。

なんか、最近楽しいこといっぱいあったな。

あの二人のおかげで、最近学校も楽しいと思える。

まさか仲良くなるなんて思ってなかった。

「…また明日…か。」

一人部屋で呟いてみる。

こんなこと、いつぶりに言っただろう。

中学校以来かもしれない。

また明日も会えるんだって。

そう考えると、なんだか少し嬉しかった。