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〜深夜1:30分〜
ｶﾞﾁｬ
ﾎﾋﾞ｢…ただいま〜(小声)｣
｢おかえりー｣
お兄ちゃんが帰宅。
ﾎﾋﾞ｢A、まだ起きてたの？明日も学校でしょ？｣
｢うん、大丈夫！たまにはちゃんと起きてるお兄ちゃん見たいし｣
仕事とバイトを掛け持ちしだしてから、お兄ちゃんが帰ってくるのは深夜1時を過ぎてから。
それからほとんど寝る間もなく、6時に家を出てまた深夜に帰ってくる。
ここ最近、ほんとに寝てる顔しか見てない。
いつか倒れちゃうんじゃないかって…
心配でしょうがない。
それでもお兄ちゃんは明るく
ﾎﾋﾞ｢今日仕事先でこんなことがあってね？｣
あいつったらほんとに馬鹿だよなぁー(笑)とか、笑いながら話すんだ。
ほんとは疲れてて今すぐにでも寝たいはずなのに。
ﾎﾋﾞ｢Aは最近学校楽しいか？｣
｢うん、まぁまぁ楽しくやってる｣
ﾎﾋﾞ｢そっかぁ！ならよかった！Aは無口だからなぁー｣
そう言ってあたしの心配ばっかりする。
ﾎﾋﾞ｢……ｶｸﾝｯ｣
｢お兄ちゃん、寝ちゃってるよ。お風呂入ってもう寝よ？｣
ﾎﾋﾞ｢…ん、お？あー、そうだね、明日も早いし。今日は一緒に寝るか！｣
｢しょうがないなぁー、今日だけだよ？(笑)｣
いつもお兄ちゃんはあたしの事を大切にしてくれた。
こうやって一緒に寝るのは何年ぶりだろう。
あたしが泣いてたらいつも笑わせてくれて、いじめられたらやり返してくれて、ほんとに強くてカッコイイお兄ちゃん。
そんなお兄ちゃんは、きっと辛いことがあっても何も言えないんだと思う。
何も言わずにただあたし達に笑顔を振りまいてるんだと思う。
心配をかけないように。
そんなお兄ちゃんがあたしは心配だよ…。
こんなこと思ってても、何も出来ない自分に苛立つだけなんだけど。
私もソクジンさんのところでバイトさせてもらおうかな。
ﾎﾋﾞ｢……ｽﾋﾟｰ…ｽﾋﾟｰ…｣
｢おやすみ、お兄ちゃん…｣
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作者名：ゆいチム | 作成日時：2017年3月19日 0時
