幼馴染という首輪 (ページ39)

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思考　１ページ39

『オッパ！？やめてよ土下座なんて！私も悪いんだし．．．』
そういっても尚やめる気配の無いオッパこういうときのオッパはひたすらに頑固だ
ならばと私もオッパに見習って土下座をする

一軒家のリビングでまさか男女が両方とも土下座しながら向き合う図は
世界を探しても中々見れる光景ではないだろう
だけど私が土下座したことに気付いたのかオッパは土下座をすぐにやめて私を普通に座らせた
それからオッパは人2人分開けて座り直した

暫しの静寂が2人を包んで息を合わせたかのように互いが笑いあった
シュールすぎるｗｗこう発したのはどちらだったか
ひとしきり笑いあった後、オッパが急に真面目な顔をするから私も姿勢を正した

JM「正直Aは危なっかしいとこが沢山あって僕は心配」
それにと話を続けるオッパ

JM「どういう心境の変化なのか分からないけど、彼氏の件も．．．」
決まり悪そうに頭をかいて一旦目を逸らしていたけど再び私の目を見て

JM「鬱陶しいかもしれないけどもえが傷付くかもしれないって思うと怖い」

JM「勿論Aに最終決定権はあって僕が決めることじゃないそれでも僕は嫌だ」
彼氏でもなんでもないただの幼馴染なんだけどね．．．
困ったように笑いながらオッパはそこで言葉を切った
答えを待っているのが分かったここで私は何て言えばいいのだろうか。

変わりたかったのに私がその為に行動すると必ずオッパに迷惑をかけてしまう
どうすれば正解なのかもう私には分からなかった正直な話、もう変わらないほうが良いのでは
そんな考えすら頭に浮かぶそれと同時に浮かんだのは唯一の親友の顔だった