幼馴染という首輪 (ページ13)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:77,171 hit

決心　２ページ13

CAN「オッパねぇ…あれ、この前までジミン君だったのにオッパ呼びに戻したの」
頬杖をついて私を見ながら何気なくいわれたその発言だったけど指摘された瞬間この前の
光景が頭に浮かんできてしまって振り払うように頭を振ると

『まぁ、ね。うん』
目線を泳がせながら答えた私はさぞ怪しかろうに、「ふーん」といいながらスマホを弄り始めた親友は
今日って雨降るっけ感覚で話題を振ったんだと知り人知れず胸を撫で下ろす

CAN「ま、あんたも20歳なるじゃん。いつまでもパク先輩に頼りっぱじゃ駄目でしょ」
相変わらずスマホに目を落としながら話しかけるシアンだけど、その口から出た言葉は最近私が最も
気にしていた話題だった。 20歳頼りっぱなし確かにそうだ
自覚しているのと、他人から言われるのとでは重みが全く違う。胸に重りでも乗ったのかという位には
シアンの言葉は私に重く響いた

『そうだよね．．．このままじゃ駄目だよね』

CAN「子供っぽいしね、結婚も出来ないよそのままだと」
次々と槍のように親友の言葉が刺さりまくる
もう私のHPは０に等しいからその辺でやめて頂きたい

『けっ．．．こんはしたい、流石に』
流石に。結婚＝幸せではないだろうし今の時代女性一人で生き抜いている人は沢山居る
だけど私は結婚生活何十年の幸せそうな両親に憧れてるから花嫁は夢の１つで。
自分の何倍もの恋愛経験を持つ親友にどうしたらいいのか助言してもらうために顔を上げて親友のスマホごと手を握る

『シアン、私結婚したいの。どうしたらいい！？』

CAN「んー、まず自分で決めれるようになることかな」