61.和蘭石竹(fascination) ページ11
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「ほそ、くっ……!」
「ぅんっ……は、……さわって、ほしいっ……?」
お互い荒い息遣いで、鼻先くっ付けながら見つめ合う。
もうホソクにめちゃくちゃにされたいけれど、こんなところでは嫌だった。その思いからぎゅーっとホソクの背中に回した腕に力を入れる。
「ベッド行きたい?」
「ん……」
こくりと頷けば「かわいい」と鼻にキスされた。そしてそのまま膝の裏に手を差し入れられて、あっという間に抱き上げられてしまう。
すたすたと心なしか早足でホソクのベッドまで向かうのは、彼も早くわたしに触れたいからだろうか。そう考えただけで中心が熱くなって溢れてくるのを感じた。
ああ、どこまでもわたしは淫らだ。
荒々しくベッドに降ろされて、間髪入れずにホソクはわたしに覆い被さってくる。また唇に柔らかさを感じて、薄く開けばすぐさま舌を差し込まれて絡め取られる。
「んっ……んん、……ぁ、っん……」
「ん、……んむ、ふ、……っ」
「ぅん、……ん、んんっ、んん……っ!」
食べられちゃいそうなキスを受け入れながら、またホソクに手を伸ばして抱き着こうとしたけれど、片手で制されてしまう。
なんでって思いながらも、止まらない口付けに頭は回らないし、されるがまま。そうしていたら、ホソクの手はわたしの服の中に入り込んでいて、膨らみに触れていた。
「あ、っ……やぁっ……!」
唇が離れたと思ったらすぐに耳元でくちゅりとやらしい音が響いて、そのままなぞるように耳元を舐められていることに気付く。
ねちょりとやらしい音が聞こえてきて、恥ずかしさと気持ち良さを感じて頭がおかしくなりそう。
「ふっ……あいかわらず、みみよわい」
「や、あっ……しゃ、べら……っ!」
息遣いを敏感に感じ取ってしまって、身体が震える。
止めてとしっかりと言えなくて、また入念に舐められて意味のない声が上がるだけだった。耳元を舐められながら、下着の上から膨らみを揉まれてまた違う声が上がる。
そのまま何度も繰り返されて、びくびくと身体が震えて背中が反る。それをホソクは待っていたかのように、後ろに手を回されて、簡単にホックを外されてしまった。
解放された膨らみがすぐさま形が変わるほどに揉まれる。時折、尖端に指が触れて、その度に一段と身体がびくりと反応するのが分かった。
きっとホソクもそれが分かっている。
「たってる。やっぱりAはキスだけで十分だね」
「やぁ……あっ、ああっ!」
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藍(プロフ) - aoi****007さん» コメントありがとうございます!確かにお互い敵意むき出しでしたもんね…くさずぺんの方には申し訳ないことをしました。同じ人を好きになった同士なのでそのうち仲良くなってることを祈ります笑 (2020年5月17日 9時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
aoi****007 - クサズペンなので、喧嘩(?)してるところが、凄く複雑な気持ちだったけど 凄く面白かったです! (2020年5月16日 13時) (レス) id: 3e8c59420d (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 六花さん» 初めまして!ホソクペンの方にそう言って頂けてとても嬉しいです。長編ホソクさんは初めてだったので不安もありまして。わたしの大好きな色気だだ漏れホソクさんを感じ取れたということでしょうか?ありがたいです!懲りずにまたホソクのお話書ければなと思います! (2020年5月15日 0時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
六花(プロフ) - ナムさんとの三角関係も拗れてもどかしくてもう胸がぎゅんぎゅんしました。素敵な作品をありがとうございました。長文失礼致しました。更新お疲れ様でした…! (2020年5月13日 15時) (レス) id: c1142a0fe4 (このIDを非表示/違反報告)
六花(プロフ) - 初めまして。完結おめでとうございます!いつも小説楽しませて頂いております。当方ホソクペンなのですが、不意に出るホソクさんの色気が藍さんの小説でめちゃくちゃに昇華されていて魅力が詰まりすぎていました…! (2020年5月13日 15時) (レス) id: c1142a0fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2020年5月2日 12時