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数時間考えて、決めた。

あの人は突き放そうと思った。
もう関わらないでほしい。もう、なにも期待を持たないでほしい。



『ごめん、無理。』

そう、送ると。
すぐに返事が来る。

「じゃーおいしいもんでも食べに行こうよ!おごるからさー」


すぐに返信出来るなんて、よほど暇人なのか。


『それも、無理だと思う。』

『ていうか、私たちいまからどうこうなるとかないと思う。』


送信すると、しばらくして着信音が流れてきた。
相手はもちろんいまLINEしていたひと。


出る?
出ない?




すこしだけ、怖い
だけどなにも進まないよりもマシだ。




『……もしもし』

「…………どういうことだよ」



低くて太い声。
ひさしぶりに聞いたその声は、前とは変わったような気がした。



『久しぶり。どういうことって?』

「……なんで無理なんだよ!」

相手は電話をかけてくるくらいだから、
相当怒っている様子。


『……だって、私きみのこと好きじゃないもん。』

「そ、そんなのこれから好きになるかもしれないだろ!」

『……ほんとにないよ、私いま彼氏いるし』


出来るだけ平然を装って、淡々と話す。


「は?そんなの知らないんだけど。だって平日とか会ってる様子もないじゃん」

『……君が知ってる方が変だし、大体会うの土日だし、』


きみはわたしの何なんだよ。


『そもそもさあ、放課後、私のこと声もかけずに見張ってるのバレてるからね。これ以上つきまとわないで』


隣の席のミジュちゃんがびっくりして私を見てる。
あ、ここ教室なんだった。
思わずカッとしちゃった。







「…………彼氏見るまで諦めねーから」



『……見せないとダメなの?』



私きみに会いたくないんだけど。




「あたりめーだろ」

『……いいけど、見たら諦めてくれる?それともう近づかないで。』

「……わかった。言っとくけど彼氏のフリとか連れてきたらぶっころ す 」

『……うん』


あながち、フリと言っても間違いじゃないか。







『……グク、今日ちょっと時間ある?』





ゲームのハートが送られてきていたその下に、

送信した。






いつも先輩を演じてるんだから、
今日くらい私の頼みを聞いてくれる?





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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク、テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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月野(プロフ) - ふゆさん» ありがとうございます。ドキドキハラハラ四角関係?みたいなのとはすこし違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです(^_^) (2018年11月17日 12時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ - テテくんの登場にドキドキです。続き楽しみにしています! (2018年11月10日 14時) (レス) id: 8d7e35afef (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - 里珠さん» 読んでくださりありがとうございます!続き書くの遅くて申し訳ないです…できるだけ頑張ります〜! (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - もぐらさん» 読んでくださりありがとうございます!映画やドラマだなんて恐れ多いですがとても嬉しいです。また更新頑張ります! (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - (名前)レンさん» いつもコメントありがとうございます!また更新頑張りたいとおもいます(^_^) (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 | 作成日時:2018年3月23日 20時

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