あなたは誰と幸せになる？

ep7 ページ7

TH side

手紙を読んだ日から俺は、今まで以上に頑張った。


防弾少年団としての活動も
キム・テヒョンとしても。


たくさんライブもやったし、ペンミやサイン会もやった。初めてドラマにも出た。


あの手紙をくれたウンジにも
どこかで会えるかと思ったけど
会うことはなかった。








・








コンコンッ


こんな時間に誰だろ。



TH 「はーい」


JN「今いい？」


TH 「ジニヒョン、どうしたの？」


JN「特にこれと言った用事ってわけじゃないんだけど…そのー…大丈夫？無理してない？Aちゃん探さなくていいの…？」



分かってた。ジニヒョンだけじゃなく、みんなが俺を心配してくれてること。



TH 「大丈夫だよ、ヒョン。前も言ったでしょ？探さない。Aはいつか俺の前に現れてくれる。第一Aは、そんなこと望んでない気がする。だから俺は俺のやり方で支えてあげなきゃ」


JN「ごめん、テヒョナ。余計なお世話だったね。」


TH 「そんなことないよ。ありがとう、ジニヒョン。ずっと心配してくれてたんだよね」


JN「俺だけじゃないよ。みんなテヒョナとAちゃんが幸せになることを願ってる。でも無理しちゃダメだよ？Aちゃんが元気になったのに、テヒョナが倒れちゃ元も子もないでしょ？だから、ちゃんとご飯食べて、寝て、休めるときは休まないとダメだよ？分かった？」


TH 「ほんと…オンマみたい…ヒョンって…笑」


JN「まあね、ARMYいわく防弾少年団のオンマですからっ！じゃあ寝るか！オンマが一緒に寝てあげようか？」


TH 「えっ…無理…きもいよ…ヒョン」


JN「オンマ傷ついた…今すごい傷ついた…泣いちゃうっ」


TH 「も〜うるさいよ〜ヒョンって笑」


JN「そんなこと言って〜好きなくせに〜」



結局その日は、ジニヒョンと一緒に寝た。

ep8→←ep6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す