あなたは誰と幸せになる？

ep13 ページ28

Aside

「オンマ…」


OM「A！？どうしてあなたがここにいるの！？」


「さっき見かけてついてきたの…この人は誰…？」


？「俺？俺はお前のアッパだよ？」


アッパ…？この人が…？


「嘘だよね？オンマ…だってアッパは入院してるはずでしょ？」


アッパ(以下AP)「俺が？入院？笑っちゃうな笑」



男の人は大声で笑った。



AP「本当のこと教えてやろうか？この女は、俺が病気だとか嘘ついて、毎月お前から受け取った金を俺にこうやって渡してるわけ。こいつは俺の為だったらなんでもするんだよ。な？」


「オンマ…？違うよね…？違うって言ってよ…」



オンマはうつむいたまま動かない



AP「言ってやれよ。お前は望まれて生まれてきたんじゃない。施設に預けたのも邪魔だったからだって。会いに行ったのは金の為だったってな？」



私は涙が止まらなかった。

嘘だって言ってほしかった。



「お願いだから…違うって…この人が言ってることは嘘だって言ってよ！！！！」


OM「本当よ…この人が言っていることは本当のことよ！あんたに会いに行ったのはお金の為！会った時に話したことも全部嘘よ！あんたを産んだせいで、この人は離れていった…あんたさえいなければ私は幸せになれたのよ！産まなきゃよかった…あんたなんか産まなきゃよかった！！！」



泣くことも忘れ、ただ茫然としていた。

何を言っているのか、分からなかった。

いや、分かりたくなかっただけ



AP「ひどいやつだな〜まあこれで分かっただろ？こいつは最低な母親なんだよ。まあ俺も最低な父親だな？笑 じゃあ来月も頼んだぞ〜」



そういうと２人で出て行った。



どうやって帰ったのかも分からない。気づいたら自分の部屋にいた。

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