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彼らがダンスレッスンの日だ。
撮影もなくただダンスの練習に励んでいた。
ついリズムに乗ってしまう気持ちを抑えて
私はため息をついた。
『あと 62…か』
スケジュール帳を数えると
あと2ヶ月ちょっとしかなかった。
あっという間だなと考えていたら
彼らの音楽が止まった。
JN「これ。前の忘れ物。」
ジンが持っていたのはbts noteだった。
私は急いで取ろうとした。
しかし素直に返してはくれなかった。
SG「手紙… お前やめんの？」
やはりまた気づかれてしまった。
私は首を横に振って言った。
『まだ分かりません。けれどその確率が高いです』
私はその後のみんなの顔を見ずに
音楽をかけた。
『はやく。練習をしてください。』
私はみんなを躍らせた。
外は大雨が降る。私の気持ちのように。
どこか晴れてもいなく全て暗く
雷まで落ちる。
『2ヶ月。』
その言葉は私にとって恐怖と悲しみが混ざる。
彼らのレッスンが終わり帰ろうとロビーに出た。
傘は持ってきていなかった。けれど
今日は濡れて変える気分だった。
後ろに彼らがいるのに。
ゆっくり歩き出した。
誰にも止められずに雨の中をひたすら歩いた。
ここから遠い私のマンション。
私は涙を雨で流した。
「ワン！っ」
トンネルから聞こえる小さな弱々しい声は
捨て犬だった 寒そうにダンボールに入れられていた
紙には「育ててください」と。
その子犬を手にとって 抱きしめた。
私と同じだなって孤独なんだって。
そんな子犬を抱きしめて 少し小走りで家に帰る。
犬は嬉しそうに私の顔を舐める。
けれど犬は汚くボロボロ。
可哀想にやせ細って。今にも折れそうだ。
私は途中で餌を買って家に帰った。
お風呂に入れてあげた犬はさっきとは違い
すごく可愛い犬だった。
泥が付いていたから。見えなかった輝き。
それを見ずに捨てる。
まるで本当に私みたい。
あと2ヶ月たったら、里親に譲らないとね。
ライブまであと62日。
2ヶ月ちょっと。
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ta0628tm0105(プロフ) - 泣いた… (2021年3月28日 0時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
せれん - ああ、むり、かなしい。 (2020年4月23日 0時) (レス) id: 47e51700a2 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - とても面白かったです！！私としては、死んでしまったあとのメンバーのところが呼んでみたかったところがあります。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました！もしよければ、生き返るパターンも書いてくれたらうれしいです！ (2019年7月25日 19時) (レス) id: 18dab331b0 (このIDを非表示/違反報告)
あにょはせよ - やっぱり面白い!!更新頑張ってください!! (2019年7月21日 13時) (レス) id: 91c6ce2bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：marimo | 作成日時：2019年7月1日 20時
