水曜定休【BTSビルディング】

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説明しよう
【恐怖の毒味会】とは

このビルの二階で
料理教室を開いている、ジンくんの
考案したメニューを食べさせられるという
彼の性格同様、厄介な会だ
←酷い言われよう

まぁ、料理教室を開いているくらいだし
料理の腕は、いいのだけれど

メニューの考案時点では、まだ
お試しの域の料理たちがほとんどで

はっきり言って
不味いものも、あるのだ

ﾕﾝｷﾞめ、自分一人じゃ嫌だから
私たちまで巻き添いにしたな！


JN「あ、ﾎｿｸも居たの？」


このビルに入っている店舗は
月一で、代表会議というのがあって

このビルのオーナーである、ﾕﾝｷﾞと
各店舗の代表が出席して
運営上の連絡事項など話し合う
という、建前の飲み会をしているらしく

料理教室代表のジンくんと
ダンス教室代表のﾎｿｸくんは
前からの、顔見知りである


JN「ﾎｿｸも
たくさんあるから、食べてって！」

JH「いやぁ〜(汗)
レッスンの準備が〜」

YG「いいから、座れば？」


って、無表情に顎で
椅子に座れと催促する、ﾕﾝｷﾞに
ﾎｿｸくんは従うしかなさそう・・可哀想に(汗)


「で、今日は何を？」

JN「奥様方の要望でスイーツもレッスンに
取り入れてみようかなって思ってね
クッキーを焼いてきたよ」


クッキー！
なんだ、それなら今日は
美味しくいただけそうだな！

って、私以外の二人も思ったのか
どこか、ホッとした顔してる


JH「ヒョン、いただきます！」

JN「たくさん召し上がれ〜」


箱から出された
こんがりいい感じに焼かれたクッキーを
手に取って、食べると


JN「どう？」

JH「・・食べられはするんだけど
なんか・・うーん」

YG「・・・微妙」

「・・不味くはないけど
何だろう、ちょっと後味が悪いっていうか」

JN「えー！
ダメだった？そんなに味おかしい？」


ジンくんは
パクパク食べてみせるんだけど


「ねぇ、これ・・何クッキー？」


クッキーに混ぜ込まれてるであろう
黒いブツブツしたものも、気になる


JN「これ？
セサミクッキーだよ！ゴマね！
軽く擦った黒ごまを練りこんであるんだ！」


セサミクッキーはまぁ
市販のものでもよくあるけど


JN「そこに、ごま油を
隠し味に入れてあるよ！」

「多分・・隠しきれてないよ、ソレ(汗)」


なんとも言えない
後味の悪さはソコだよ！


JN「ダメ？
ゴマだけに、ゴマすってみようか？
ハーハーハーハー(笑)」


って、ご機嫌に
親父ギャクを放つけど

・・見てよ、ﾕﾝｷﾞの目が正気を失って
行っているのを(汗)

３→←☆『温めますか？』

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