花樣年華~運命に逆らえ~

どうして… TH ページ28

僕と、姉さんは暴力を振るわれてる。



誰にかって？






.






.






.




実の父親にだよ。



母さんは、俺が小さい頃に亡くなった。



そこから、父さんは僕達に暴力を振るうようになった。



最初は、殴られる程度だったけど、最近は水に




"沈められたり"、さらにはカッターで切られた時もあった。



僕は、耐えられずナムジュニヒョンのところに行った。




多分、今頃姉さんは暴力を振るわれてるんだな…




そんな事を考えながら、ナムジュニヒョンと過ごした。




〜夜〜



薄暗い、閉店した店のシャッターにテヒョンは落書きをしていた。




NJ「テヒョナ、最近どうだ？」



TH「あんまりかな？最近は、暴力が激しくなってますけど、




でも、ナムジュニヒョンが一緒に居てくれてるから、楽しいですよ(笑)」




NJ「そうか、良かったよ…




今も好きなのか？Aの事。確か、テヒョナはAの事




好きだったろ？」




TH「そりゃあ、好きですよ。




今も。でも、ジョングガとジミナも好きだから、邪魔してきますよw




こんな事、本当は思っちゃダメだけど、ユンギヒョンと別れたって聞いた時




嬉しかったんです。それほど、ヌナの事好きになってるんだなぁって実感しました。




ヒョンは、どう思ってるんですか？」




テヒョンは、落書きしている手を止めナムジュンの方を向いた。



NJ「どうって、普通に妹感覚だしな。恋愛感情は、ないよ」ﾆｺｯ



TH「ふぅ〜ん」



テヒョンは、つまらなさそうに返事をし、また落書きを始めた。




警察「何をしている！」




NJ「おい！テヒョナ、警察だ！！」



ナムジュンは、テヒョンの手を掴んで走り出した。



警察「おい、待て！！」




ナムジュンとテヒョナは、必死で逃げた。




〜歩道橋〜




TH「捕まえてみろよ！！」



テヒョンは、余裕の笑み浮かべた。ナムジュンを険しい表情で警察を見つめた。




だが、２人はとうとう追い込まれ捕まってしまった。




捕まっちゃったか……




ヌナに、会いたいなぁ。




でも、ナムジュニヒョンと一緒なら怖くないや！



テヒョンは、ナムジュンと一緒に笑みを浮かべた。



でも、待って。



何で、







.







.







.




どうして、ナムジュニヒョンは捕まってるの？




ヒョンは、落書きなんてしてないのに……





ただ、一緒に逃げただけでしょ？




どうして？…………

誰？　TH→←続き　JK

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す