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「お前、飲み物1つ決めるのに悩み過ぎじゃね？」
「だって〜」
ユンギ先輩に会場近くのコンビニに連れて行ってもらったのだが、田舎にはないコンビニで、しかも限定品とかあるから「うーん」と声を漏らしながらわたしはドリンクコーナーで悩んでいた。
「何に悩んでるわけ」
「えっと……このフルーツフレーバーの紅茶か、サマーレアチーズラテか、メロンミックススムージーか……」
「まだあんのかよ」
次々と候補を並べるわたしに呆れた声を出すユンギ先輩に、最後に言おうと思ったのは止めた。それはコーヒーだったのもあって、惹かれはするが他のよりかは順位が下だったのだ。
「……フルーツフレーバーは飲んだことあるけど、別に普通のフルーツティーだよ」
「そうなんですか？じゃあサマーレアチーズかメロンミックススムージーのどっちかにします」
「どっちも甘そうだな」
「ユンギ先輩もこの2つは飲んだことないですか？」
「明らかに甘そうだから自分では選ばねぇな。まあ2つ買えばいいんじゃねぇの？」
「え？」
そう言ったユンギ先輩は惚けているわたしに構わず棚から悩んでいた2つを掴んでレジへ向かってしまった。わたしは暫くして我に返り慌ててユンギ先輩を追いかけるが、既にお会計を終わらせていた。
「ユンギ先輩！」
「ほらよ。どうせ熱いし、飲みもん2つあってもいいだろう」
何ともないようにユンギ先輩は袋に入れてもらった飲み物をわたしにわたして、自分はセルフのコーヒーを注ぎに行っていた。ユンギ先輩は100円のコーヒーなのに、わたしは数百円する飲み物を2つも……
「払います！」
「いいよ、それぐらい」
「でも……」
「どうせ今日も菓子くれるんだろ？」
ちらっとわたしの腕にぶら下がっている紙袋を見ながら言ってくるので、作ってきたお菓子の事だと思って頷く。
「いつもいつも作って貰ってるからな。それくらい気にすんな」
「ありがとう、ございます……」
「おう。もう行くぞ」
そう言いまた先輩は来た時と同じようにわたしの手を取った。それに戸惑うものも、離すことはできなくて。ここに来る時以上にどきどきしながら大会が行われる体育館へと向かった。
「わあーやっぱり大きいですね」
「まあ全国だしな」
「決勝じゃないのに、決勝の時並みに人がいますね」
「決勝だったらもっといるだろうよ」
会場に入れば既に観客席はそれなりに埋まっていて、その人の多さに驚く。
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藍(プロフ) - みき(マルクル)さん» いやー本当に！テテの鈍さにやきもきしますね！（書いてるのわたし）その間にユンギ先輩がまた動き出しちゃいました笑 さてさてどうなるんでしょうか。7章公開しましたのでお楽しみ下さい〜 (2020年11月21日 15時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
みき(マルクル)(プロフ) - テテ！もー鈍感すぎ！ヒロインちゃんの気持ちわかってなさそうでモヤモヤします〜もう！ミンジちゃんみたいに、害のなさそうな子が一番危ないんですよ〜！涙 ユンギさんやグクにリードされて、ちょっとくらい焦って欲しいです。涙 (2020年11月21日 8時) (レス) id: e01596ba5d (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - あいづちさん» そんなそんな！ナンバーワンなんて！！ありがとうございます！感激しております。わたしの心配までありがとうございます。引き続き頑張ります！あいづち様も体調にお気を付けくださいね (2020年11月17日 17時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - めるたさん» このシンデレラがどうなっていくのか…まだまだ学祭の準備は始まったばっかりですので見守っていて下さい。そして暫くは夏休みを楽しみましょう。ユンギ先輩も動きますので笑 (2020年11月17日 17時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - スヨンさん» 読んで下さってありがとうございます！本当にそれな！です。テテには頑張ってもらいつつ、ユンギ先輩や他のメンバーにも惑わされ続けたいですね笑 引き続き頑張りますのでよろしくお願いしますね (2020年11月17日 17時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年10月18日 13時
