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言葉では咎めているけれど、ホソク先輩は全然怒ってはいなくて。そのまま「ちょっと待ってろよ〜」と焼きそばを焼き始めた。
「先輩、手慣れてますね」
「昨日もやったからね〜もう慣れたよ」
「おー！良い匂い」
「本当にお祭りの屋台の人みたい」
「来年の花火大会はヒョン屋台出せるんじゃない？」
「そんなに褒めてもこれ以上は盛ってあげないぞ〜」
そう言いながらも、トレイに山盛り盛ってくれて、好きなの掛けなとマヨネーズや青のり、鰹節を渡された。
「めっちゃ美味しい〜！」
「やっぱり先輩、屋台出せますよ〜」
「焼きそばなんて誰が作っても上手いって」
相変わらず眩しい笑顔でそんなこと言う先輩が格好良かった。
焼きそば作ってる時は、色香漂っていたのに。出来上がって、食べるのを見守っている様子はいつもの優しいお兄ちゃんって感じで。雰囲気ががらっと変わるな〜なんて思った。
「ヒョン、今日は踊らないの？」
「午前中はずっと焼きそば作ってるよ。午後からかな」
「午後からか〜俺、お化け屋敷だからな」
「昨日見に来てくれただろ。ありがとうな〜」
「うん！格好良かったからまた見たかったの」
「明日のステージで見てくれればいいよ。また雰囲気違うから」
「そうなんですか？楽しみです」
「Aちゃんもめっちゃ褒めてくれたもんね。またいっぱい褒めてね」
「絶対に凄いので大丈夫です！」
そうやって言えばまた嬉しそうに綺麗に笑うから、わたしもより笑顔になる。
「Aちゃんに褒められると俺頑張れちゃうからな〜」
「ヒョン〜俺は〜？」
「やっぱり女の子の方がいいじゃん？」
「ぶー」
ちらっとわたしを見て言うホソク先輩にどきりとする。
ちょいちょいそういうの挟んでくるのやめてもらいたい。昨日もなんだかんだいろいろ言われたし……本当に心臓に悪い。
「まあとにかく！お前ら楽しむのはいいけど、ちゃんと委員会の仕事もしろよ〜」
「わぁ一気に委員長だ〜」
「委員長ですから」
「でもね、俺ヨーヨー掬いとかやりたいの」
ホソク先輩と話していたら、わたし達は学祭委員として見回りをしていたことを思い出した。
焼きそば美味しいし、このお祭りの雰囲気にすっかり呑まれていたみたい。
それはテテも同じみたいで、そしてこの小さなお祭りをまだ楽しみたいみたいで駄々をこねていた。
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藍(プロフ) - ハクさん» 漸く、ジョングク登場です！お待たせしました。本当にこんな青春が転がってればいいんですが…願望詰め込みまくりなので、一緒にお楽しみ頂ければと思います (2020年7月12日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - とうとうダークホース、ジョングク氏が…(о´∀`о)こんな高校生活を送りたかったなぁ…と思いつつ、楽しく読ませてもらってます！ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 389cfa35f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ぷにさん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます！なかなかお話進みませんが、ゆっくり更新頑張っていきますのでよろしくお願いしますね (2020年7月1日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに(プロフ) - はじめまして、こちらのお話しとてもすきでいつも楽しみにしてます(●´▽`●)これからも更新頑張ってください！ (2020年6月27日 16時) (レス) id: ebba50b01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年6月16日 20時
