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もう何度目か分からない。
わたしとテテと思いの差をこういうところで理解してしまって落ち込んでしまう。
テテは深くは考えていない。わたしは幼馴染で家族みたいなものだから。
でも何度だって思う。その感情に好きの気持ちが少しでも入ってればいいのにって。わたしの気持ちに気付いてくれればいいのにって。
でも今はそんなこと考えていてもしょうがないもんね。
少しでもテテの周りに他の女が群がらないように。テテの隣はわたしなんだって周りに知らしめるように。そう思って自分からも少しテテに近付いた。
わたしからテテに触れるのは躊躇するし、いろいろ考えてしまう。でもテテから近付けさせたんだから、わたしが応える分にはいいよね。
**
「あ、ここってホソギヒョンのクラスじゃない？」
「ほんとだ！縁日だったよね。わー外からでも楽しそうな雰囲気出てる」
「ねね、ちょっと覗こうよ」
「見回りと称して？」
「うん」
満面の笑みを見せて、繋がっていたわたしの手をぎゅっと握る。そんなテテにわたしも応えるように頷いて、手を握り返した。
学校内を見回っていたわたしとテテは、声をかけられれば答えるし案内はする。持っているパンフレットだって渡す。
でも周りにはいろんなクラスの出し物があるのだ。気になってしょうがない。だからテテとは「これは見回りだから」とクラスの出し物を見て回ったりもした。
人気で人が多いのは、待っていられる時間はないから入れないけれど。それでもこうやってテテと2人いろんな出し物を見ていくのは、一緒に学祭を回っているみたいで嬉しかった。
「あ、ほそぎひょーん！」
「あ、焼きそば！」
「おー！Aちゃん、テヒョンア〜」
中に入れば、縁日ってだけあって賑わっていて。幟や提灯が飾ってあって、雰囲気もばっちりだった。
そんな中で屋台がいくつか並んでいて、焼きそばと書かれたところにはホソク先輩がいて。甚平を着て頭に鉢巻巻いて、なかなか似合っていた。
っていうか、甚平の間からちらちら覗く胸元がえっちぃと思います。焼きそば売るのに色気はいらないんじゃないかって思うけれど。火を使っているからか、汗をかいていた。またその滴る汗も色香を感じてしまった。
「お前ら、そのタスキ付けてるってことは見回り中だろー？堂々とサボりか！」
「見回り中だよ！ホソギヒョンのクラスを見回ってます」
「焼きそばの味を確認しに来ました！」
「どんな見回りだよ〜」
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藍(プロフ) - ハクさん» 漸く、ジョングク登場です！お待たせしました。本当にこんな青春が転がってればいいんですが…願望詰め込みまくりなので、一緒にお楽しみ頂ければと思います (2020年7月12日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - とうとうダークホース、ジョングク氏が…(о´∀`о)こんな高校生活を送りたかったなぁ…と思いつつ、楽しく読ませてもらってます！ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 389cfa35f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ぷにさん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます！なかなかお話進みませんが、ゆっくり更新頑張っていきますのでよろしくお願いしますね (2020年7月1日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに(プロフ) - はじめまして、こちらのお話しとてもすきでいつも楽しみにしてます(●´▽`●)これからも更新頑張ってください！ (2020年6月27日 16時) (レス) id: ebba50b01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年6月16日 20時
