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「ふっ……可愛いじゃん」
「へ……」
「俺も狼から猫に変えるー！」
わたしの頭撫でてそんなこと言われてまた恥ずかしくなる。
だめだ。ユンギ先輩のメイド姿とか、猫耳とか萌え萌えじゃんけんを堪能しようと思ってたのに。
逆にわたしで楽しまれてる。なんでこんなわたしが恥ずかしくなってるの。
「ヒョンやっぱり猫耳似合うね！黒猫〜」
「おい、勝手につけんな！」
猫耳付けたテテとユンギ先輩が戯れている姿もいつもならもっと興奮するんだろうけど、今はそんなことより煩い心臓をどうにかしたい。
「先にお前ら2人を撮ってやるよ」
気を利かしてくれたのかユンギ先輩はチェキをわたし達2人に構えてくれて。ノリノリのテテはわたしに腕を回して密着してくる。
「にゃんにゃんってやろ！」
なんて眩しい笑顔見せてくるから余計に好きだって思うし。にゃんにゃんとか可愛すぎるし、でもわたしがそれするの恥ずかし過ぎるし。
もう感情が渋滞してる。
「お前すっげぇ照れるじゃん」
「ユンギ先輩……」
出来上がったチェキを見て騒いでるテテを他所に、猫耳を取ったユンギ先輩が近寄ってきてそんなこと言ってくる。
「安心しな。俺よりお前のが全然可愛いし、あいつもお前のこと可愛いって思ってるから」
「もうやめて下さい」
何回可愛いって言うの。いくらお世辞や気を利かして言ってくれているのだとしても耐えられない。
恥ずかし過ぎて顔を手で覆っていれば、カシャって音がして顔を上げる。
「ユンギ先輩……？」
「お前の猫耳記念」
「え？」
「じゃあな。人やべぇから早く飲んで席空けろよ」
「へ？ちょ、……え？！」
その写真は持っていちゃうの？ってか、萌え萌えじゃんけんは？え、なに？！
もうパニックで。頼んだ飲み物が何だったのか、そもそもわたしは飲みきったのかどうかも分からないまま、気付いたらテテと2人メイド執事喫茶を後にしていた。
「あー！楽しかったね！いひひ〜」
「まだその写真見てるの？」
「だってヒョンもAも可愛いし」
「うん……テテも可愛いよ」
「あ！そういえばジミンのダンス見に行った？」
「まだだよ。そういえば、午後は中庭で踊ってるんだっけ？」
「ストリートダンスでしょ？見に行こうよ！」
ころころと変わる表情に話題。
もう先輩のメイド姿もわたしの猫耳も頭にはなくて。そんな簡単に移り変わってしまうのが悲しくなってしまうけれど、心臓に悪いから良かったかな。
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藍(プロフ) - ハクさん» 漸く、ジョングク登場です！お待たせしました。本当にこんな青春が転がってればいいんですが…願望詰め込みまくりなので、一緒にお楽しみ頂ければと思います (2020年7月12日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - とうとうダークホース、ジョングク氏が…(о´∀`о)こんな高校生活を送りたかったなぁ…と思いつつ、楽しく読ませてもらってます！ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 389cfa35f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ぷにさん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます！なかなかお話進みませんが、ゆっくり更新頑張っていきますのでよろしくお願いしますね (2020年7月1日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに(プロフ) - はじめまして、こちらのお話しとてもすきでいつも楽しみにしてます(●´▽`●)これからも更新頑張ってください！ (2020年6月27日 16時) (レス) id: ebba50b01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年6月16日 20時
