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「ちょっとは覚えられた？」
「んー微妙。当日は地図見ながら進むことにする」
「頑張ってね」
ジミンのおかげで無事にゴールに辿り着いて、迷路から脱出できた。
明日から学祭が始まるのだ。
結局、わたしの担当はそんなになかったし、入口の近くにして欲しいっていう願いも叶ったから大丈夫だと思う。
「当日はテヒョンと入るんでしょ？2人で迷子にならないようにね」
「ジミンも一緒に入る？」
「2人っきりがいいんじゃないの？」
「そう、だけど……」
「せっかくの機会なんだから2人で楽しみなよ」
「うん、ありがとう。ジミンもダンス部頑張ってね。タイムスケジュールもらったし、合間合間に見に行くから」
「ありがとう。僕だけじゃなくて、先輩達本当に格好いいから」
「うん、楽しみにしてる」
**
そんなわけで、迎えた学祭初日。
中等部の時に高等部の学祭は見に行った筈なのに。人の多さに驚いている。こんなに一般のお客さんが来るんだ。委員会の仕事も大変そうだ。
「A〜！」
「わっ！テテ！」
朝一からクラスの案内係をしていて、2時間ほどで交代。今日はもうわたしの担当はない。
テテの教室に行こうかなって思っていたら、元気よく名前を呼ばれ、突撃されて驚く。それとテテの姿にも。
「今から自由時間だよね？Aのクラスの迷路行く？俺のクラスのお化け屋敷行く？」
「どっちでもいいけど、テテその格好で回るの？」
「えーだめ？宣伝にもなるからそのままでいいよってクラスの子にも言われたし」
「そうなんだ……」
どうやら悩んでいたお化け役は狼男にしたみたいで。犬耳と尻尾が可愛いけど、牙生やしてるし顔もメイクしてるからちょっと怖い。
「本当は手も足も狼だったんだけど、それは暑いから脱いできた！」
「確かにそれは暑そう。もっと涼しそうな格好出来るお化けにすれば良かったのに」
「いいの！狼男格好良かったから！」
何が格好いいのかよく分からないけれど、可愛さと怖さの絶妙なバランスを保っているのはむしろテテの整った顔のおかげな気もする。
まあ本人が納得してるならそれでいいか。あまりにも格好良すぎて、他校の女子に目を付けられるのも嫌だし。
「じゃあ先に迷路入ろ！」
「うん！でもわたし地図見ても全然覚えられなかったから、迷子になったらごめんね」
「いいじゃん、その方が！楽しめるでしょ？」
テテはわたしの手を掴んで意気揚々と入口に向かった。
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藍(プロフ) - ハクさん» 漸く、ジョングク登場です！お待たせしました。本当にこんな青春が転がってればいいんですが…願望詰め込みまくりなので、一緒にお楽しみ頂ければと思います (2020年7月12日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - とうとうダークホース、ジョングク氏が…(о´∀`о)こんな高校生活を送りたかったなぁ…と思いつつ、楽しく読ませてもらってます！ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 389cfa35f8 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ぷにさん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます！なかなかお話進みませんが、ゆっくり更新頑張っていきますのでよろしくお願いしますね (2020年7月1日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに(プロフ) - はじめまして、こちらのお話しとてもすきでいつも楽しみにしてます(●´▽`●)これからも更新頑張ってください！ (2020年6月27日 16時) (レス) id: ebba50b01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年6月16日 20時
