020.バーベキュー ページ43
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「お邪魔しまーす」
「お願いしまーす」
口々に挨拶をしてミニバスに乗り込んでいく。
今日はバーべーキューなのだ。
事の始まりはジミンからのお誘いだった。
どうやらダンス部は毎年恒例のバーべーキュー大会があるようで、OBOGはもちろんのことそれぞれ知り合いも呼ぶのでけっこう大きな集まりになるみたいなので。
そこでジミンもわたし、テテ、ソアを誘ってくれて、わたし達はダンス部のバーべーキュー大会にお邪魔させてもらうことになったのだ。
「あ、ホソク先輩お久しぶりです」
バスに乗り込めば、近くにホソク先輩が既に座っていて、声を掛ければいつものように眩しい笑顔を向けてくれた。
「Aちゃん久しぶり〜今日は気合入ってるじゃん。いつも以上に可愛い」
「ありがとうございます!ザ夏のイベントって感じなんで気合い入れてきました」
「いいねいいね!俺、そういう感じ好きよ」
バーべーキューって火使うし、煤とかで汚れたりするからと思ってあまり露出は避けたけれど。でも絶対に暑いから、髪はアップにして。知らない人も多いし、メイクもしっかりしてきた。
うん、誰かに褒められるっていいね。
「バーべーキューとか夏らしい事この夏休み初かも」
ソアもいつもクールだけど、楽しみみたいでるんるんだった。今日も涼しい笑顔で美人が際立っている。
「そうなの?わたし、泳いでないけど海行ったよ」
「え?誰と海に行ったの?」
「ユンギ先輩と」
「なんで?なんでユンギヒョンと海行ったの!!」
後ろにジミンと座ったテテがわたし達の座席の間から手を伸ばしてわーわー騒いでくる。
「バイト終わりに気分転換でもするか?って連れて行ってもらったんだ〜」
「なんでバイト終わり?」
「あれ、言ってなかったっけ?バイト先にユンギ先輩居るの」
「聞いてない!なんで教えてくれなかったの!」
「ごめんって。そんなに怒らないでよ」
わたしが座ってる座席の頭掴んでぐらぐら揺らしてくるから、振り返ってその手をぺしっと叩く。発進する前から酔っちゃうじゃない。
「えー海いいね。泳がなくても脚に水つけるだけでも気持ち良いし」
「うん、気持ち良かったよ。あとね、海に沈んでいく夕日も見たの!めっちゃ綺麗だった」
「え、めちゃくちゃロマンチックじゃん。ユンギ先輩意外〜」
「そうだよね!結構そういうところがあることを発見したんだよね」
「ねー!俺何も聞いてない!!」
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藍(プロフ) - ringo3さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい!まだまだ終わりが見えないお話なので、そう言って下さってほっとしてます。当分終わりませんのでお付き合い下さいませ。そしてユンギ先輩のメイド姿のお話まできました〜可愛いく仕上がってるといいのですが! (2020年6月25日 3時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ringo3(プロフ) - はじめまして!いつも更新楽しみにしています!めっちゃなっがーいお話読み応えあって大好きです!w最近特にゆんぎがかわいくてしょうがなくてwwwゆんぎのメイド姿に期待してますね〜! (2020年6月20日 22時) (レス) id: 0915cfb15f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» あっという間の100話でした。ユンギ先輩のメイド話はしっかりと書きますので!!笑 次回からは学祭のお話がメインになりますので、お楽しみ下さいませ! (2020年6月16日 20時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - bonbonsさん» ナムさんが推しだったのですね〜お待たせ致しました!みんな素敵ですか?嬉しいです。彼らと過ごしたい理想の青春を詰め込んだお話になっておりますので、そう仰ってくれるのが本当に嬉しいです。これからもきらきら輝く彼らをお届けできたらと思います!! (2020年6月16日 20時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 100話お疲れ様でした!ユンギのメイドなんて絶対可愛いですよね!このお話も読めるのかなぁと思うと楽しみです! (2020年6月15日 5時) (レス) id: 9241d89c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2020年5月30日 15時