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黙々と食べるユンギ先輩をじっと見る。
いつもと変わらないように見えるけれど、それでも心なしか元気がないように見える。
流石に最後の試合は終わってしまったんだから、思うところはあるよね。
わたしが居るから無理してるのかな。
「あの、それ全部あげます」
「流石にこんなに食えねぇよ。テヒョンにもやるんだろ？」
確かにそうだけど、でもわたしが傍にいたらユンギ先輩は泣けないんじゃ。
悲しみに浸る時間だって必要なんじゃないのかな。それですっきりして前に進むもんなんじゃないの？
「でも……わたしが居たら邪魔でしょう？」
「そんなことねぇよ」
間髪入れずに返ってくる言葉に押し黙る。
でもやっぱり無理してるんじゃないかなって思うから。どうしようと思いつつ、気付けば口を開いていた。
「……その、泣けないんじゃないかなって。1人になりたいんじゃないですか」
「…………」
今度はユンギ先輩が黙り込んでしまった。
そんな先輩にしまったって思う。
泣けないんじゃないですかなんて、人前で泣きたくない人に言うべき言葉じゃなかったよね。
どうしよう。
暫く2人の間に沈黙が続く。
やっぱり今のなしって言って、はちみつレモン押し付けて立ち去る？完全にやらかした気がする。
「……別に泣かねぇよ」
脳内であたふたしていたら、ぽつりと漏れ出たユンギ先輩の声は小さくて。でもちゃんとわたしには聞こえた。
「泣くのは悪いことじゃないですよ」
それに他の先輩達はみんな泣いてた。テテだって耐えたけれど、涙を流した。
ユンギ先輩は主将で、1番試合も出てて、きっと誰よりも思い入れはあるはず。それに上手いからこそ、悔しさも大きいんじゃないのかな。
部外者がそんな思い上がったこと言うのもどうかなとは思うけれど。でもわたしはそう思った。
でもユンギ先輩は本当に強がってるとか、無理してるとかそういうわけではないみたい。
「意外とな、もうすっきりしてんの」
考えながら話しているのか、いつもより口調はゆっくりで。その一言一言を聞き漏らさないようにとしっかり意識を向けた。
「なんだろうな、悔しいとかもっとバスケしたかったなあって気持ちはなくはないけど。でも別に泣く程のことでもないんだわ」
「そう、なんですか……？」
わたしが思っていたものとは違うユンギ先輩の心の内に驚く。
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藍(プロフ) - ringo3さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい！まだまだ終わりが見えないお話なので、そう言って下さってほっとしてます。当分終わりませんのでお付き合い下さいませ。そしてユンギ先輩のメイド姿のお話まできました〜可愛いく仕上がってるといいのですが！ (2020年6月25日 3時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ringo3(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみにしています！めっちゃなっがーいお話読み応えあって大好きです！w最近特にゆんぎがかわいくてしょうがなくてwwwゆんぎのメイド姿に期待してますね〜！ (2020年6月20日 22時) (レス) id: 0915cfb15f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - みきさん» あっという間の100話でした。ユンギ先輩のメイド話はしっかりと書きますので！！笑 次回からは学祭のお話がメインになりますので、お楽しみ下さいませ！ (2020年6月16日 20時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - bonbonsさん» ナムさんが推しだったのですね〜お待たせ致しました！みんな素敵ですか？嬉しいです。彼らと過ごしたい理想の青春を詰め込んだお話になっておりますので、そう仰ってくれるのが本当に嬉しいです。これからもきらきら輝く彼らをお届けできたらと思います！！ (2020年6月16日 20時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 100話お疲れ様でした！ユンギのメイドなんて絶対可愛いですよね！このお話も読めるのかなぁと思うと楽しみです！ (2020年6月15日 5時) (レス) id: 9241d89c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2020年5月30日 15時
