レッテル女。【SG】

レッテル 35 ページ35

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YG side



NJ「…ユンギヒョンはAさんをどう思っているんですか？」




ナムジュナの質問に

しばらく考え込んだ。




YG「…面倒臭い女」

NJ「あとは？」

YG「猫みたいに気まぐれな女」

NJ「あとは？」

YG「…やばいレッテル女」

NJ「じゃあどうしてあんなにムキになってたんですか？公演中に…」

YG「なんかイラついたから」



そう、

俺はあの女にイラついたんだ。



素直にならないアイツに

強がって嘘をつくアイツに

腹が立って仕方がなかった。




NJ「じゃあユンギヒョンはどうして突き放さなかったんですか？」

YG「…」

NJ「一緒に抜け出したあの日、最後まで付き合うって言ったのは…ユンギヒョンだった。そうでしょう？ 」

YG「…だってアイツが近づくなって…」

NJ「ふふ」

JH「くすくす」




俺の言葉に突然笑いだした2人。




YG「何笑ってんだお前ら」

NJ「いえ。僕達のヒョンは可愛いなって」

JH「そうそう、可愛い…」

YG「成人男性に向かって言う言葉かよ、きもちわりーな！」



なんだかよく分からないけど…。



NJ「はいはい、すいません。まぁ…ユンギヒョンにとってAさんは…ただの興味対象者ってことですね」

YG「そうそう！それだ！興味対象者だ」

JH「ふふ、わかりましたよ。」

YG「ホソガ、お前笑いこらえてんじゃねーぞ」



アイツは俺にとって興味対象者。



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