レッテル女。【SG】

レッテル 22 ページ22

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You side



彼らに近付きたくなかった理由はもう1つ。



MG「もう騒ぎはごめんだぞ」

「うん、分かってるってば」



マネージャー。




天下の防弾少年団を前にしては

あんなにペコペコと頭を下げてこの男も




ｶﾞｯ


「痛っ…」

MG「お前…本当に生意気だな…」




私の前では豹変する。




メイク中、アザへと変わるその場所を

ストールで隠して私はMAMAに出た。





「鈴カステラちょうだい！」

JK「いいよー。」

JN「俺にはくれなかったのに！なんで！」

「ぐうちゃん最高」




また怒られる…とは思いつつも

なんだか居心地のいいこの場所から

離れることが出来ずに

最後の最後までここに居座ってしまった私。









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いよいよ始まったステージ。




私の名前がスクリーンに映し出されると

ひときわ大きな歓声が聴こえる。



…大丈夫、私はまだいける…





オープニングの衣装を着替え、

曲に合わせて新調したのは…




〈花魁〉





胸元を大きく開かせ

華やかな櫛の刺さるカツラを被り

つけまつげを付けて顔も派手にした。




きゃぁぁぁぁぁ！！！






大きな虎の置物に頬を擦り寄せた私。


他のアーティストが見入ってるのが分かる。





…そう、これが私の実力。



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