レッテル女。【SG】

レッテル 39 ページ39

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You side


韓国の歌番組からオファーをもらって

私は再び韓国の地へと降り立った。


あの騒動からなのか

私の存在は韓国で有名なものになっていて

空港に着くと溢れんばかりの記者と…



ー｢オンニー！サランへー！｣
ー｢可愛いー！｣


ファンの方、それに…








ー｢バンタンに会うなよ！！｣
ー｢クソ女！｣


アンチの方。




いかに彼らが人気であるか

常に注目の的であるかを

身にしみて感じた瞬間でもあった。



あの時

差し出してくれた彼の手を取らなくてよかった。




もし取ってしまったら…

きっと私はアジアで生きていけないかも。




「みんな、ありがとう」


きっと聞こえてはいないよね。

それでも伝えたいと思った。





STAFF「あそこの黒いバンに乗ってください！」

「はい」


警備の人に囲まれて

用意された黒いバンへ乗り込んだ私。




「ふぅ…」

MG「このままスタジオ入りな」

「うん」



相変わらずのマネージャーと一緒に

この車は目的地へと向かう。



MG「あ、もしもし…はい、」





韓国。

私が騒ぎを起こした国。




居心地悪いはずなのに

どこか懐かしくも感じる。




「ユンギ…」



この国のどこかに

あなたはいるのね。




「嫌いよ、ミンユンギ…」



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