彼のおかしな誘惑です ページ10
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A「ユンギ?」
頬を撫でる手がすごく優しい。
愛おしそうに私を見つめる目に吸い込まれそうになる。
どうすればいいのか迷っていると彼は口を開いた。
ユンギ「……俺が、お前の事好きって言ったらどうする?」
A「え?」
ユンギ「知ってたんだろ、俺がお前の事好きだってこと。」
どうしてそんな事を言うんだろう…
ユンギは黙ったまま私を見つめている。
数分見つめ合う形になっていると、ユンギの顔が近づいて来た。
え…!?
ビックリして目を瞑ってしまう。
A「いったああ!」
何が起きたのかと目を開くと、目の前でいたずらっ子のような笑顔を見せるユンギがいた。
ユンギ「バーカ、何騙されてんだよ!笑」
そこでやっと、デコピンされたのだと気付いた
A「騙すなんて酷い!何考えてんのよ!」
ユンギ「うるせえ、お前がナムジュンと上手くいってるから悪いんだろ!笑」
A「だったら私に構ってないでユンギも好きな人作りなよ!」
額が痛くて摩ってると、ユンギは何かを呟いていた。
A「なにか言った?」
ユンギ「なにも言ってねえよ。じゃ、俺は寝るから」
そう言ってユンギはさっきのように窓をつたって帰っていった。
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作者名:でで | 作成日時:2014年12月28日 18時